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異世界で生きていく  作者: ゆう
独りで生きるのは大変
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62液体なゴーレム

「坊主。お前さんにこの剣は役不足じゃの」

村の鍛冶師Lv132。いわゆるドワーフ。見た目もまんま髭もじゃ樽。だがしかし渋いイケメン。


「そうか?」


「うむ。普通1日毎に耐久を回復する様な使い方はしないのう」


「それは、オレの〈長剣〉がレベル低いから、」


「うむ。スキルのレベルと坊主のLvが釣り合っていないのう。スキルレベルが低いのじゃ。普通は安全をとり、低い方に合わせるのじゃが坊主は高い方、坊主のLvに合わせたLvの魔物を狩るようじゃの。じゃからスキルレベルに合わせた剣じゃとすぐに耐久がへるのじゃ」


「じゃあ、どのくらいの?」


「うむ。Lvの方に合わせた所で、スキルレベルが低い分やはり耐久の減りは早いの。坊主の〈長剣〉じゃもったいない良い剣が出来るのう」


「じゃ。頼む」


「うむ。切れ味より耐久、ひたすら頑丈な剣になるが良いかの?」


「大丈夫。あ。長めで」


「うむ。坊主が持っていたのは、まあ、予備程度には使えるじゃろ。ま、ワシからすれば安物の量産品じゃ」


一応、金の冒険者が扱うレベルの剣だが。

「"鍛技(かぎ)"さんにとったらね」


「そうじゃ。ワシの武器は使い手の技術をも高める!坊主にぴったりの剣を作ってやるのじゃ!」


「頼んだ」







いつも通り朝から夕方まで狩りに行く。

夕食だけ食べて、夜は薬を作ったり。夜に不用意に外に行こうとすると見張りにバレる。交代で24時間、魔物が来たら狩る人達だ。一人は高レベルの感知系持ちがいて村より広い範囲で感知する。

さすがにがっつり魔物を警戒している高レベルの感知持ちに自分の〈隠密〉はバレた。

初日にそれとなく「見事な〈隠密〉だがカッタさんが心配して走り回ってたから村でまでこそこそするのは控えるように」だって。よっぽど殺してやろうかと思った。くそ!


自分も同じくソロな人と組んで見張りに立った事が有る。村では戦闘役の義務らしい。


気付かれても問題が有る訳ではないし、夜専門で狩りに行く人も居るが、ライはいつ寝ているのかという事になる。


夜は長いなあ。

ひたすら〈錬金〉〈HP変換〉〈錬金〉〈調薬〉回復(薬)【等価交換】……を繰り返す。


ああ。HP回復薬ひたすら時間伸ばしたの作って明日から飲んで外行こう。回復量は十も無くても常時回復に。いや?〈HP回復〉スキルの方が育たなくなるか。


うん。やっぱり即時回復のだけ持ち歩こう。


毒と毒解除もせっせと作る。より強い毒を。あと、より長時間効く麻痺も。



ふん♪ふん♪


……は!


最近こんな長時間薬作りとかなかったから、集中してた。


町にいた頃はなあ。実はクモ以外でも夜中に出来る限りあちこちで情報収集していた、クモほど派手にはしていないが。

町の前は森とかで、町でも夜も結構〈隠密〉やって来たと思うけど。まだ54。やっぱり、高Lvを相手に隠れるとかが大事か。


まあ、良いや。存分に町の周囲の魔物相手にかくれんぼだ!





ズッ。ビシャッ!ドォ。ピション、ピション。


〈隠密〉【無痛】で攻撃すると何か攻撃に気付かないらしい。攻撃時に違和感は感じるのか自分はバレるが、攻撃が当たっても気にしないのか?がっつりHP削れてますが?


楽。


しかも一応高Lv相手に〈長剣〉で攻撃し、〈体術〉の身体捌きでかわすから、レベル上げが捗る。


あれだ、相手の攻撃に気を付ければ自分の攻撃避けないから何か楽しい。調子に乗って結構時間が。夕食間に合うかな?



どっかの村人。

「なあ。何かランク3の魔物が倉庫に増えてる」Lv91

「ランク3かあ。微妙」Lv87

「ああ。しばらく夕食はそればっかりかなあ」Lv88

「誰だよ。ランク4狩れよ」Lv95


開拓村は出来るだけ高Lvを狙う。特に、ランク4に日帰りで遭遇出来る。やっぱりランク3より4の方が美味しいが、普段はランク3から消費される。消費以外が町行き。




ランク3は不評だと分かったので、明日からランク4を狙って行こう。でも夕食は普通に美味しかった。


次の日。

ランク4か。


昨日のは獣系だったけど、ゴーレムって痛覚無いよね。

まあ、ゴーレムの方はランク4倒した事有るけど。

うん。大丈夫。過信ではない。自分の実力の判断。


という訳で、レッツゴー!

何か、獣系の近くだからか戦って()でも浴びたのか、聞いていたそこそこ出る希少なゴーレム、白血機(ミルクゴーレム)


弱点は熱。主にパーティーの主火力、〈火属性〉。

は、余り自分は上げて無いので、とりあえず切る。

液体を切れるのかと聞かれれば切れないと答えるしかないが、切れなくとも直接ダメージ、HPを削る!

部位欠損とか骨折とか無いから面倒。


液体だからか毒はきっちり効くけど、今回は【無痛】の実験。


しかし、液体だからなのかそもそも違和感が無いのか〈隠密〉を破れない。仕方ないので、まずは【無痛】効果を切ってみた。


「ゴボッ!」


「!」


反応した!?

まさかの痛覚有る感じ?


後でゆっくり考えてみて答えを出したのだが。

そもそも、この世界に神経って有るのか?答え、無い。

身体の物質も不明だし。そういうものとだけ。


じゃあ、痛みとは。

HPが削られた()()。そして、衝撃の度合いじゃなくダメージ量。

当然、魔物もそう。元々無機やら液体やらだろ!なゴーレムも痛みは感じるらしい。


こちらに気付いたゴーレムに試しに【無痛】で応戦。最初の数回は避けたのに、ライの攻撃が当たり()()()()と学習すると避けなくなる。


ふ~ん?


で、液体系ゴーレムだが、魔石と完全に分離した核が有る。核がゴーレムの死体の全てで、MPもしくはHPを流すと……ミルクが!


液体系は大体そうらしい。当然核に賞味期限というか耐久は有るわけで、腐る。固そうに見えても腐る。そして核を傷つけると耐久はごっそり減る。耐久の回復は〈時属性〉じゃないと出来ないし、大体〈時属性〉使えるのは称号持ち位なので実際の所腐る前に出来るだけミルクを搾り取る。


ちなみに、核に[発酵]をかけた超高級チーズが有る。加工出来るのは称号持ち料理師で、一個でランク4魔物の死体丸々分+加工費がかかる。超高額。


うん。【無痛】を使えば今からもう一体はランク4狩れるな。


レッツゴー!




もう一体もミルクゴーレムだった。


興味本位で核をチーズにしてもらった。美味しかった。

ちょうど帰っていたカッタにも食わしたら、美味しいが、くどいらしい。濃厚過ぎて。

ソロで狩れるのは自分のLvの2/3程度で互角。

パーティー9人で狩るならパーティーメンバーのLvの平均と同じLvと互角。


でも、いちいち生存率50%何て出来ない。


人と魔物との差は、

・戦闘用スキルの差

人は生活用に戦闘と関係無いスキルもとる。

・体格

筋力とかには関係無いが、大きいと戦闘進めるのに有利。

・身体の作り

身体自体が武器。人のはやはり壊れやすい。

・ステータス

平均にすれば同Lvの人も魔物も同じ。しかし、

人は均等。魔物は特化。

まあ、器用貧乏となるか臨機応変となるかは人次第。

・進化数

進化の際ステータスに多少補正が付く。特に種族に合わせた魔物の特性も有る。人は歩ける、目で見える等の身体機能のこと。人限定の【固有能力】も加味。


ちなみに、主人公はLv250で安全をとってもランク5(Lv101~150)はソロで狩れるのに。悪く言えば臆病。まあ、1、2と高いスキルが〈錬金〉〈調薬〉だが。

Lv120の称号持ちでも最低LvのLv60台のランク4を狩るのが精一杯なので十分と言えば十分。

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