パーティ結成!と昇格!
小説初めて書きましたが、凄い書くのに時間がかかりますね。
改めて難しさを実感。
試行錯誤しつつなるべく更新して行きますので、お願いします。
何かおかしいところがありましたら、気づかないこともあると思うので、ご指摘頂けると有難いです。
また評価頂けるとやる気出るのでお願い致します。
今後の事を決めるため、部屋のベッドの上で向かい合わせに座る。
「これからの事なんだけど、俺は後4日後にこの町を出ようと思ってる。この町で出来る事はもう特にないから、準備をして王都を目指そうと思う」
「そうですか。トーカさんが言うのでしたら私はついて行くだけなのです」
「ありがとう。それと今後・・・色々と不思議に思うことが増えると思うけど、何も言わないで貰えると有難いかな。色々と言えない事も多いんだよね」
「嫌なのです!」
あれっ 嫌って言われた?
「えっ 嫌って言った??」
「はい、言ったの。私はこれからずっとトーカさんについて行くの。なのに秘密ばっかり作られるのは信用されてないみたいで嫌なの!」
んー困ったな。
「だけど、人には言えない事の1つや2つあるでしょ?」
「トーカさんに言えと言われたら、全て喋るの。だから私も知りたいのです」
「ダメなのですか?」
涙目で見つめてくる。
本当に困った・・・
こんな展開になるとは思っていなかった。
なんでこの子はここまで俺を信用出来るのだろう。
出会って・・・まだ2日目。信用出来るような事何一つした覚えがない。
困った顔をして、考えている十華にメリカはいった。
「私をどうしても信用出来ないなら、信用出来るまで奴隷にしてなの。そしたら秘密を守れるの。それなら、トーカさんも安心でいいのです」
女の子にここまで言わして、俺は何を悩んでるんだろう。
男なら・・・しかし・・・決断できない。
「マスター契約魔法を作ると言うのはどうでしょう。マスターから秘密と言われた事を話そうとするとペナルティーのある契約にすれば安心できると思います」
ネルが、助け舟を出してくれた。
「わかった。けど奴隷はなしね。考えがある」
「はい、でも、奴隷以外に強制力のある方法はないのです。トーカさんと居られるなら気にしなくても問題無しなのです」
「これも秘密の一つになるのかな・・・ちょっと見てて」
十華は想像魔法を発動させる。
目の前に魔法陣が浮かび光を帯びる。
光は螺旋を描くように広がり、やがて収束する。
目の前の光景を見てメリカは言う
「きれい・・・これがトーカさんの秘密なのです?」
「そうだよ。今契約魔法と言う魔法を作った、簡単に言うと約束を破れなくする魔法だね」
「えっ 魔法を作ったのです!!!!???そんなの女神様でもあるまいし・・・まさか神様なの?です?
でも、トーカさんが嘘をつくはずがないの(ブツブツブツブツ)」
なんかブツブツ言っている。
あまり重い契約はしたくない、何かあった時に重荷になるような事はしたくない。
もし、それでバレたらバレたでその時だ。
「今から契約魔法を使うよ」
「はいなのです」
契約内容は
俺に関する秘密を誰にも言わない。
これから俺と関わって得た秘密も誰にも言わない。
俺が良いと言った場合はその限りではない。
そして、それを破った場合。
1ヶ月間喋ることができなくなる。
「これで良い?大丈夫なら了承すると言って」
「メリカは構わないのです、話したら死んじゃうとかじゃなくて良いのですか?
喋れなくなるだけって軽すぎなの、普通は大事な秘密は命が対価なの」
「メリカは話つもりなのかい?それに、そんな重荷を背負わせたくない。何かの間違いで死んでしまったらどうするのさ。それにね、そんな契約をしたら、ずっとメリカを本当の意味で信用することが出来なくなってしまう。それは嫌でしょ?」
「それは、嫌なのです。わかったの。了承するのです」
「コントラクト」
これで契約が終了した。
十華は順に話しはじめる。
・十華が異世界から来たこと。
・女神から凄いスキルとステータスを貰ったこと。
そしてステータスプレートのステータスを偽装を解き見せる。
「怖くない?勇者や魔王よりも既に強いと思う。勿論技術はまだまだだけど、それでもステータスの影響は大きい。恐らく簡単に国を滅ぼすこともできる力だ」
「怖くないのです。トーカさんは私を救うためにその力を使ってくれたの。バレるかもしれないのにです。それにトーカさんは国を滅ぼしたりなんかしないのです。もし、トーカさんが滅ぼしたいと思ったのならメリカはそれについて行くだけなので大丈夫なのです」
人に伝えた事で少し気持ちが楽になった。
化物みたいなステータスを持った人を人は恐るだろう。
国だって、これを知ったらやられる前にやろうとするだろう。
他人からしたら災害級の魔物と変わらないのだから。
「ありがとう、メリカ」
「いえいえ、それよりももっといっぱい知りたいのです。前の世界の話なんかも気になるのです」
「ははっ 機会が会ったら話すよ」
メリカが急に真剣な顔をした。
十華はあの事だろうなっと覚悟を決め、話に耳を傾ける。
「私の事を話すのです」
メリカの口調が急に真面目になった。
メリカは、追放された事や、新しい居場所が出来たこと。
お母さんと将来暮らしたいと言う夢がある事などを語った。
「あれ・・・ハーフエルフだからイジメられて村を追い出されたんじゃないの?」
後半は凄い楽しそうな話だった。
思って居たほど深刻ではなく、むしろ前向きに夢に向かって頑張っている少女だ。
「ハーフエルフ??です??私は人族なのです」
あれ・・・ハーフエルフと出ているが本人は知らないらしい。
「んーっと・・・俺は鑑定が使える。それでね、前にメリカの事を見たことがあるんだ。
その時に種族の所が人族偽装中ってなってたんだよ。多分、鑑定のlvが10だから偽装が効かなかったんだと思う。その首飾りから魔力が出ているから恐らくそれが偽装のアイテムかな」
「この首飾りが・・・です?」
何か覚えがあるようだ。
「村の事も多分だけど色々とわかったことがあるんだ」
メリカの村はハーフエルフの集落のようなもので。
産まれてくる子は恐らく、魔力視をみんな持って産まれてくる。
それが10歳の時に魔力が少し増える事で封印が解けて精霊を見ることが出来るようになるんじゃないかな?
「メリカのスキルにもね、魔力視はちゃんとあるよ。ただし(封印)と書かれてる、恐らく少し強い封印がかかっているから成人までに間に合わなかっただけだと思うよ。追放された時に、起こった事は恐らく他に何か原因があるかな」
「私は呪われた子ではなかったのです」
「むしろ、水の精霊の加護がメリカにはついてるよ。精霊様に誰よりも愛されている証拠だね」
「それがわかっただけでも良かったのです」
「村に帰りたい?」
「お母さんには会いたいのです、でも、今はトーカさんと一緒に居たいのです。頑張って夢を叶えてその時にお母さんに会うのです」
「そっか・・・その夢が叶えれるように力を貸すよ!それと、精霊が見えるようになりたい?」
「えっ そんな事できるのです?出来るなら会いたいのです」
「多分出来ると思う。ちょっと待ってて」
封印を解くイメージ。
んー難しい。
宝箱を開けるのとは違うし。
ゲームの封印解除をする時のイメージをしてみよう。
さらにどんな封印も解除の条件を満たしてなくても解除して行ってしまうチートのようなイメージ」
「創造」
魔法陣の光が先程の契約とは桁違いだ。
どんどん魔力が吸い取られていく。
残り3割を切った辺りで光が収束した。
出来た・・・封印解除魔法:レリーズ
「ふうー。なんとかなったか。足りなかったらどうしようかと思ったが」
「終わったのです?」
「うん、成功だよ。今から封印を解くからね」
十華は魔法をメリカに向かって放つ
「レリーズ」
すると、メリカを中心に凄い光が集まり出す。
そして光の内側からは黒いモヤモヤとした何かが、出てきている。
まさに浄化をしている感じだ。
黒いモヤを光が浄化しようと、押しつぶしているように見える。
だが、黒いモヤも抵抗しようと、外側に溢れ出てくる。
20分ほど経っただろうか。
ほとんど黒いモヤは見えなくなった。
光に浄化され、消えていったのだ。
少しすると、完全にモヤが消え去り、メリカを纏っていた光が消えた。
「終わったよ。体の調子はどう?」
「なんか不思議なのです。そして水の精霊が見えるのです。ここにいるのです」
「ちょっと待って魔力探知でそこに何かがいるのはわかるけど、今は見えないから」
十華はすぐに魔力視と精霊魔法を作った。
「おー、これが精霊」
簡単に表すと妖精だ。水色の髪の毛に水色の瞳、水色の羽に、水色の服
まさに水の精霊らしい姿だ。身長は20cmほどだろうか。とても小さい。
異世界に来て色々見たが、精霊が見られるとは思わなかった。
「ちょっとステータス見させてもらうね」
◼️ステータス
名前 メリカ
種族 人族 (ハーフエルフ)偽装中
職業 冒険者
年齢 15
レベル 10
生命力 80→130
魔力 120→180
力 30→50
体力 50→70
知力 100→140
敏捷 30→50
幸運 10→50
◆スキル
精霊魔法lv5 契約:水の大精霊
魔力操作lv5
索敵lv1
裁縫lv2
剣術lv1
◆ユニークスキル
魔力視
◆加護
水の大精霊の加護
◆称号
追放者
精霊に愛されし者
スキルと加護の効果を見てみよう。
◼️魔力視
魔力のある、者を具現化して見る事ができる。
なるほど・・・魔力の塊のような精霊を形として見ているのか。
◼️精霊魔法
精霊の力を借り、魔法を行使して貰う。
魔力消費不要。精霊の各により行使できるlvの魔法が変わる。
◼️水の大精霊の加護
魔力操作(中)魔力増量(中)成長促進(中)
水の大精霊の加護のおかげだろう。
ステータスが軒並み上がっている。
気になるのは精霊魔法の横にある契約:水の大精霊か。
恐らく、今メリカの傍を飛んでるのが大精霊なのだろうが。
その他にも封印解除中にわかった事がある。
大精霊の加護が封印されていたのが原因で魔力視や精霊魔法も封印されていたようだ。
「ちゃんと解除されてる。それに大精霊の加護の影響でステータスが軒並み上がってるね。封印解除中にわかったんだけどね、この加護の封印の影響で、魔力視が封印されていたみたいなんだ」
「その事はもう気にしてないの。こんなに可愛い精霊さんに会えたの」
「その事なんだけど、その子、水の大精霊みたいだよ」
「えっ、、、、大精霊様なの・・・・こんなに可愛いのに」
「可愛いのは関係ないと思うけど。契約って書いてあるからメリカと契約を何かの表紙にしたんだと思う。なんか思い出せない?」
「んー、あれかな・・・それともあれかな・・・ブツブツ・・・」
考え込んでいるようだ。
「あ、あれかもなの。村にいた頃、泉に大事な髪飾りを落としたのです。その時に突然、可愛い。
・・・あっ 思い出したです。その時に会ったです。金の髪飾りか銀の髪飾りどちらが落としたかと聞かれて、それより、可愛い精霊さんとお友達になりたいと言ったです」
それだよそれ!!凄く衝撃な話だ!
金の斧銀の斧じゃあるまいし・・・
てか日本の昔話だと、自分の本当の物を選ばないと天罰だった気がするが。
友達になろうといえば、なれたのだろうか?っってそんな事どうでもいいか。
「うん、それしかないよ!そんな話なんで忘れてるんだよー」
「えへへっ」
可愛いから許す!
「まーこれで、メリカも冒険者としてやっていけそうだし、良かったかな」
「えー私は守って貰う方が好きなのです!」
「二人で協力する方が、楽しい事色々出来ると思わない?」
「あっ それもいいのです」
単純だ。
「じゃあ今からは、町を出る準備とメリカの精霊魔法を試してみるでいいかな?」
「はいなの」
二人は、冒険者ギルドに向かう。
パーティーを組むためと、良い依頼がないか見るためだ。そして昨日出来なかった換金である。
冒険者ギルドに着くと、みんな忙しそうに依頼へ行く準備をしている。
今日はクマさんはいないようだ。一安心だ。
早速換金所の方へ行く。
まだ誰も並んでおらず空いている。
「お、坊主、おはよう、噂の英雄さんだな、そっちがお姫様か」
グハッ この噂は・・・もはや止める事が出来ないのか。恥ずかしすぎる。
「あ・・・はい。換金お願いします」
「はいよ、俺はドリーだ、換金所の担当だ!よろしくな!」
「はい、よろしくお願いします」
「じゃあ、ここに出してくれ!」
「結構あるんですが、いいですか?ここだとちょっと溢れるかも知れないです」
「おう、そうか・・・なら裏の倉庫に直接出して貰うか!ついてこい」
「あ、はい」
裏の倉庫は大きかった。
大きな素材を置くスペースに周りを囲むように部屋がいくつもある。
これ全部が素材保管庫なのか・・・凄い。
「じゃあ、ここに出してくれ!」
「はい」
まずは、ゴブリンの極小魔石×12
ゴブリンの睾丸×6
オークの魔石×5
オークの肉塊×5
ヒルルカ草×100
マナ草×100
とりあえずこんな所だろう。
「おおー、こりゃ大量だな。それに品質もいい。さっき取れたばっかのようなものばかりだな。それにどこから出した?アイテムボックス持ちか?」
「はい、これを入れるのがギリギリでしたが、なんとか入るくらいですが」
「十分だ、アイテムボックスなんて希少スキルほとんど持ってるやつなんていないからな。
とりあえず、中で待っててくれ。10分ほどで終わると思うからよ」
十華とメリカはギルドの中に戻り、酒場の椅子に座り待つことにした。
「それにしても大量なのです。さすがトーカさんなのです」
「旅に出る前にお金が出来そうで良かったよ」
雑談をしていると、呼ばれた。換金が終わったようだ。
「今回の金額の内訳だが」
・ゴブリンの極小魔石が12個で1つ当たり銅貨6枚だから銀貨7枚と銅貨2枚
・ゴブリンの睾丸が6個で1つ当たり銅貨4枚だから銀貨2枚と銅貨4枚
・オークの魔石が5個で1つ当たり銀貨3枚だから金貨1枚と銀貨5枚
・オークの肉塊が5個で1つ辺り銀貨5枚だから金貨2枚と銀貨5枚
・ヒルルカ草が20束で1束当たり銅貨6枚だから金貨1枚と銀貨2枚
・マナ草が20束で1束当たり銀貨1枚だから金貨2枚
「合計:金貨8枚 銀貨1枚 銅貨6枚だ。ちゃんと確認してくれ、後はこの換金証明を受付に持っていけば、常時依頼の薬草分のポイントが貰えるだろう、忘れずに行ってくれ」
麻袋の中に金貨8枚と銀貨1枚と銅貨6枚がきちんと入っていた。
換金証明とは換金した時に、常時依頼の薬草など、依頼を受けていなくても持ち込めばポイントがつく場合に発行される証明書である。
「はい、大丈夫です、ありがとうございました」
「おう、また何かあったらこいよ!」
旅の資金が出来たのでパーティー登録をしに行く。
ギルド内から視線をすごく感じるが、もはや気にしても無駄である。
二人は、受付に向かった。
いつも通り、マリアの受付だ。
人気があるので、常に人が並んでいるイメージだ。
15分ほど待っただろうか。
十華達の番になった。
「「おはようございます」」
「あ、トーカさんとメリカさん!おはようございます。今日はどうされました?」
「まずは、換金証明を貰ったのでお願いします。後ゴブリン退治の依頼も終わってるのでお願いします」
「はい、わかりました。ステータスプレートもお願いします」
ステータスプレートを何かに通しているようだ。
「はい、確認できました。Fランク薬草採取20回分、Eランク薬草採取20回分、ゴブリン退治2回分の達成ですね。今回でトーカさんは、Dランクとなります。おめでとうございます」
「あれ、EランクではなくDですか?」
「はい、FランクからEランクの条件がFランククエストを10回達成です。そしてEランクからDランクに上がる条件がEランククエストの20回達成です。なので今回ちょうどDランクになった感じですね。Cランクへ上がる際の条件がDランククエスト20回達成ですね。ただしDランクからは昇格試験がありますので、それで合格を貰わないと上がることは出来ません」
詳しく説明をしてもらった。
Fランクから→Eランク
10回依頼達成
Eランクから→Dランク
20回依頼達成
Dランクから→Cランク
20回依頼達成+昇格試験 護衛任務
Cランクから→Bランク
20回依頼達成+昇格試験 Bランク冒険者との模擬戦
Bランクから→Aランク
30回依頼達成+昇格試験 Aランク冒険者との模擬戦+ギルドマスターの推薦
Aランクから→Sランク
50回依頼達成+一人で災害指定Aランク級を倒す+冒険者ギルドマスター3人の推薦
以上との事である。
勿論例外もあり、依頼達成していなくても、明らかに実力があり、実績を残したものは、
ギルドマスターからの推薦でBランクまでは上がれるとの事。
AランクSランク認定の推薦はギルド本部のマスター会議での過半数の議決が必要である。
「説明ありがとうございます。知らなかったので、参考になりました」
「いえいえ、トーカさんであればオークも倒されてますし、Cランク推薦を受けてもおかしくないと思います。職員がこんな事いっちゃダメなので内緒ですよ」
急に耳元で喋られたので、ドキッっとしてしまった。
顔が赤くなっているかも知れない。
なんとか悟られまいと話を切り替える。
「後、メリカとパーティーを組もうと思うので、お願いできますか?」
「メリカさんと組まれるんですか?もしかして・・・二人は本当に・・・出来てるんですか!?」
マリアさんが急に・・・真面目な顔で聞いてくる。
「いえいえ、まだ何もないですって・・・」
「トーカさんは責任取ってくれると言ったのです!」
またメリカが余計なことを言い出した。
「責任・・って ふぁっ ・・・・もう、、あんな事とか、しちゃったんですか・・・・」
後半が聞き取りにくかったが、誤解をされていることは良くわかる。
「メリカ・・・余計な事言わないで欲しい。こじれるからね?」
「はーいなの」
「マリアさん、メリカが勝手に言ってるだけなので。何もないですから」
「勝手にってひどいのです・・・ムゥーー」
メリカが何か言ってるが無視だ
「そうなんですね!そうですよね、まだ会ったばかりですもんね」
笑顔が戻った、やっぱり可愛い。
耳をモフモフしたら気持ちいんだろうなー。
それにしても、なんか最近言い訳ばっかしてる気がする。
「マスターはハーレムにまっしぐらです」
不穏な事をネルがいっているが。そんなつもりは今はない。
「そんなつもり全くないから、ネルの勘違いだからね??」
さてと、それはさておき、パーティー登録だ。
「そうですよ。 あはははっ 。それよりパーティー登録お願いしていいですか?」
「はい、わかりました。では、お二人のステータスプレートをお預かりします。名前は決まってますか?」
そういえば名前を決めていなかった。
「メリカ、何かいい案ある?」
「トーカとメリカのラブラブパーティー!」
「却下」
「じゃあ・・・理想の夫婦はどうです?」
「いやいや、夫婦じゃないし」
「チェッ」
なんか聞こえた気がするが、メリカに任せていたら埒が明かない。
自分で考える事にする。
小説で良くある、恥ずかしい名前は却下だ。
シンプルでわかりやすくて、尚且つ、おしゃれであればなお良い。
これから先、何がしたいのだろう。
世界中を旅したい。それはある、その中でも救える人がいれば救いたい。
こんなずるい力があるのだ。多少は還元するべきだろう。
苦しんでる人達に楽園を。
いずれ出来れば自分の国が欲しい。
楽園・・・パラダイスではちょっと馬鹿っぽい。
フランス語だとパラディになるんだったかな?
国がペイだから。
パラディペイ ・・・んー語呂が微妙だ。
方向を変えてみよう。
幸せに導いていく。
星の導き的な感じはどうだろうか。
言ってるわりにおしゃれな感じ0だけど。
導く・・・あーそうだ。エトワール。
星とか運勢の事だったかな。
なんか響きいいなー。
これにしよう。
「すみません、考えてたら夢中になってしまって・・・」
「いえいえ、パーティー名はそうそう変えるものではないので、後悔しない名前のがいいですから、それで決まったんですか?」
「はい、エトワールでお願いします」
「エトワールですね。なんか響きがいいですね。では登録してきますね」
メリカが えーっとでも言いたげな顔をしている
「不満?」
「不満じゃないのです・・・私のはすぐ却下したのに、相談もなしに決めちゃうのはダメなの」
「いやいや・・・メリカのセンスは聞くまでもないでしょ」
「ひどいのです。もうこれからは考えてあげないのです」
「もう変える機会ないからね?」
頰を膨らませて抗議してくるが、放っておく。
「お待たせしました。これでパーティー登録が完了しました。パーティランクはチームリーダに準ずる形になります。なので、Dランクパーティ:エトワールっという感じになります」
「わかりやすいですね、ありがとうございます」
「依頼は何かされて来ますか?」
「いえ、その事なんですが、後4日後に町を出ようと思ってます」
「えっ ・・・この町にずっといないんですか?」
「はい、世界を旅して回ろうと思っています」
「そうですか・・・次はどちらへ向かわれるんですか?」
「王都を目指そうと思っています」
「王都アミナですね。それだとここから、馬車で2週間ほどでしょうか。遠いですね」
「でも。また旅をして、ここにも戻って来ますから」
「本当ですか?」
上目づかいで聞いてくる。
異世界の女の子はみんな上目づかいが上手い。
「はい、本当です。マリアさんにも会いたいですし。なので待っててください」
「会いたいって・・ わ、わたしもです。待ってます」
「あのー私もいるのです!!私ほっといて早速浮気なのですか!?しかも目の前で」
「えっ いやいや、また会いにくる約束してただけだよ」
「そーですかー。別にいーのですよ」
なんか怒っている。
「メリカさん私も負けませんから」
何言っちゃってるの、マリアさん。
「私はずっと一緒に旅できるのです。負けるわけがないのです」
うわー・・・なんか睨みあってる。
これが修羅場か・・・!!
って安心してる場合ではなかった。
「二人ともストーップ、こんなとこで揉めないで」
「これは女の戦いなのです」
「そんなに戦いたいなら、置いてくよ?」
「わかったのです。この勝負お預けなのです」
「メリカさん、トーカさんの事しっかり見張っといてくださいね」
「わかったのです。次の勝負まで、同盟を組むのです」
おいおい・・・
何を見張るんだか。
「はい、よろしくお願いしますね。そしてトーカさん、王都に向かわれるとの事なので、護衛任務はいかがですか?ちょうど4日後に王都まで護衛の依頼が出ています」
「護衛ですかー・・・」
「はい、冒険者の依頼では、護衛は良くあるので、経験して置いて損は無いと思います」
確かに・・・これから冒険者をしていくなら、護衛任務は必須だ。
それに色々情報を集めるには良いのかもしれない。
「では、それ受けさせて頂きます」
「はい、護衛はCランクの5人パーティ狼の牙と一緒に行って貰います、4日後の朝門の所に7時に待ち合わせです。王都に商会を持つ、ミストナツ商会の商会長のポンデさんの護衛となりますので、よろしくお願いします」
ミストナツ商会?なんか懐かしい響きだ。
思い出せない・・・なんだっただろうか。
「わかりました。ありがとうございます。では準備などもあるので、行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい、トーカさん」
ついて行きたいなぁ・・・
マリアの言葉は小さく、トーカの耳に届くことはなかった。




