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森の中で女の子?

続きです。

やっと戦闘入りましたが、十華なので、ゴブリンやオーク程度には負けません。


評価が入っていて、嬉しいです。

やる気につながりますので、どーぞよろしくお願いします。






「ふー、1日ぶりの草原か。本当に異世界に来たんだよなー」


草原に出た途端、昨日転移して来た時の事を思いだす。

転移してすぐは、なんだかんだ夢じゃないかと思っていた。



期待にドキドキしながらも不安だったんだよな。

ネルがいてくれて凄く安心できたなー。



町のみんなもいい人だし、ちゃんとやってけそうだ。

これもなんだかんだ、女神様のおかげだからな。

教会があったら女神様にお礼に行こう。


まあ、十華を殺したのも女神様なのだが。

それ以上に日本では味わえない充実感を感じていた。



マップを確認する。


「えっと、採取しながら、ゴブリン探しかな。ネル案内よろしく」


右上の方にマップは見えているのだが、集中してる時にはとても見にくいのだ。

移動もさせれるが、戦闘になれるまでは見ないほうがいいだろう。

突然魔物が出てくる時にも対処できるようにしたいので、ネルに音声案内を頼んだ。


あっ そう言えば薬草の名前聞いてくるの忘れたな。


「ネル、薬草ってどんなのかわかる?」



「マップに表示しますか?」


おおぅ・・・そんな事もできるのか。


お願いして見ると、マップに白い点がたくさん出て来た。

マップを手元に持って来て、白い点を触って見る。


ヒルルカ草と表示されている。


「この森にある薬草とか採取できるもの、取りすぎない程度にどんどん取っていこう、案内よろしく」



「マスターのスキル無限庫とマップを統合すれば、まとめて採取ができますが、やりますか?」



「えっ そんなこと出来るの?!」


元からずるいチートスキルなのにさらに便利になるとは。

採取を仕事にしている人からすると・・・怒りでしかないよなー。


だが・・・しかし!!! チートは使ってこそだ!

と言う事で。



「お願いできる?」



「かしこまりました、周囲10mの範囲の素材を自動採取していきます」


なんと便利なのだろうか・・・



十華は草原を抜け、森林に入る。



「なんか薄暗いなー。」


木が生い茂っているからか、どこか薄暗くて不気味な森だ。


「ここは、常闇とこやみの森と言われてまして、浅い所は、まだ日が入るのでいいのですが、奥に行くほど日が入らなくなるので、常に薄暗いです。浅い場所は採取に使われますが、奥の方はゴブリンだけではなく、オークが出るのでCランク冒険者以上しか近づきません。」



こんな薄暗くて見にくい中、襲われたらたまったもんじゃないな。


「初心者で討伐をする人はどうするの?」



「初心者の方はスライムと一角兎だけが出る、草原の海と反対側に行ったところにある、湿地ですね」


スライム!!!!まさにゴブリンと肩を並べる最初に倒した魔物第一位の魔物だ。小説によっては、ペットとしてテイムして、最強に育てられている。


「この世界のスライムって可愛いの?」



「どう可愛いかはわかりませんが、一般的に最弱の魔物で、液体がグニャグニャ動いていて気持ち悪いと言われています」


わーーーハズレか。

タマネギ型の可愛いスライムではなかった・・・・




十華は薄暗い森の中を歩いて行く。

勿論自動採取しながらだ。



森の中は、既に冒険者が入っているからか、草などはかき分けられ

最低限の道は確保されている状態だった。



それでも草が生い茂っていたりするので、

視界が良いとはとても言えない。



「マスターゴブリンが北西方向に3匹います」


異世界初討伐!!!!

だが・・・人型の魔物を殺せるだろうか。

不安がよぎる。



「マスターは女神様に体を作る時に各種耐性を入れられているので、そこまで嫌悪感が出ることはないと思います」


へー知らなかった。そんな事してくれてたのか。

ドジ女神だと思っていたが、抜け目がない。

さすが最高神だけある。



十華は剣を構え、隠密を発動させ、ゆっくりと近づいて行く。

木の隙間から覗いて見る。



「あれが・・・ゴブリン」


緑色の体をしていて、ちょうど十華と同じくらいの大きさだ。

木の棒?みたいなのを持っている。


顔がとても醜く、人型とは言え、人間には全く見えない。



魔法で戦おうかとも思ったが、いつまでも逃げているわけにはいかない。

今回は全て剣でやろうと、決心した。



ゴブリンが後ろを向いた瞬間十華は身体強化を使い走り出した。


ズシュッ


まずは1匹。首を真横に切り裂いた。


他のゴブリンが気づいてこちらを向く。


その瞬間、斜めに切り裂く


もう1匹が慌てて逃げようとする所を後ろから縦に一閃



3匹とも致命傷だったのだろう、一撃で光となり消滅した。



後に残るのは、ドロップアイテムのゴブリンの睾丸と極小の魔石である。

睾丸はなんと薬になるらしい。


そして初めてlvが上がった。



麻袋にしまい。さらに奥へ入って行く。

全く嫌悪感も何もなかった・・・

冒険者をやる上ではありがたい事だが、日本人であった自分と今の自分

改めて違う自分になったんだなと思う。


それとも最初から、感じなかったのだろうか。

今になってはわからない。




「次お願い」



「そのまま真っ直ぐ進んでください。しばらく行くと右手にゴブリンが1匹います」



今度は真正面から挑んで見る。


剣術スキルの補正のためか、とてもスムーズに剣を振れる。

どこにどう振ればいいか、どの角度で振ればいいのかが手に取るようにわかる。


まさに、素人がいきなり達人になった感じだ。

スキルとはそれほどまでに凄いのだ。



いた。

ゴブリンだ。


十華は走り出す、そして一斬り。

ステータスの高い十華が身体強化まで使っているのだ、ゴブリンには見えるはずもなく、首が一瞬で飛んだ。



「後1匹か!楽勝かな」


ステータスが高い事もあり、順調そのものだった。


順調に奥へと歩き続ける十華



「マスター、冒険者と思われる人が3名この先にいます。しかし、オークに囲まれているようですね。どうしますか?」


どうしますか?ってピンチなら助けるしかないよな。

ここで助けなかったら何かあった時、ずっと、思い出すだろうし。



「ネル、助けに行くから、状況説明を」


ネルによると、冒険者3名が5匹のオークに囲まれているらしい。



「マスターちょっと様子がおかしいです。冒険者がオークはまだいるにも関わらず移動を開始しました」



「どういう事?」



「恐らく、一人が囮になったか、されたかどちらかだと思いますが」


はぁ・・・なんて事をするんだ。

この世界の人の命の軽さは、魔物がいる事で想像はつく。


しかし、十華にはそれを理解するのは無理だった。



「きゃあアアああぁぁ」

叫び声が聞こえる。



十華は全力で走る。

周りを気にせず本当の全力だ。



それは一瞬の出来事だった。



オーク5匹の首を次々に狩る。

ほぼ同時である。それくらいに速い。


スッ

速すぎて、ほとんど音もなく切れる首。



わずか、数秒の間に移動し、オークを5匹を殲滅してしまった。



冒険者と思われる女の子が唖然とこちらを見つめている。


助かったことへの安堵と、一瞬のうちに首が落ちたオーク、

この出来事の不可解さに混乱しているようにも見える。



「大丈夫ですか?」


十華は優しく声をかける



「ひゃい、 だいひょうぶです」


びっくりしているのか噛みまくりである



「大丈夫ならいいけど、何があったの?」


なんとなく想像つくけど、聞いてみる



「一緒にパーティーを組んだ人が・・・・私を囮にして・・・」


今にも泣きそうだ。


「大体わかった。ギルドに戻ってその事話せる?町まで一緒に戻ろう。

それと・・・名前聞いてもいいかな?俺はトーカだ」


落ち着かせるため頭をナデナデする、決してやらしい事をしている訳ではない。


「グスン メリカです。ありがとうございます うぇぇん 怖かったー」


泣きついてきた、その子を十華は優しく抱き寄せる。

少し湿っているのに気付くが、そこはあえて触れないのが優しさだ。

よっぽど怖かったのだろう。



力がなかったら、自分もそうなっていたかも知れない。

この世界には魔物がいる、力無き者が遭遇すれば命は簡単に葬り去られるのだから。


「もう大丈夫だよ」



急な事で動揺するが、

ミディアムボブくらいの薄水色の綺麗な髪を何度も撫でる。


大きな胸が、十華を刺激するが、顔をぐしゃぐしゃにして泣き続ける子に

興奮するような十華ではない。



その後しばらく泣き続けると、疲れたのか眠ってしまった。


少し小柄くらいだろうか?冒険者になるには華奢過ぎる気もするが、

本当に魔物狩りなど出来るのだろうか。

おそらく年下?もしくは同じくらいの年齢だろう。


魔術師なのだろうか。

武器は近くに見当たらないので、もしかしたら持ち去られて囮にされたのかも知れない。



この世界では、生きて行くために冒険者になる人も多い。



採取しか出来なくても、1日1日を生活する事は出来る。



だが、森の深くオークのとこまで来ているのだから、


それなりに戦えるのだろうか?

いくらゴブリンであっても魔物である。


人間よりも高い身体能力を持っているので、戦えないものにしてみれば

恐怖の対象である。



こんな風に死に直面するような仕事をしなくても生活出来るように、

そんな場所を作れるといいな、

十華は思った。いずれ、商店を作ろう。

地球の知識があればきっと・・・なんとかなるはずだ。



そして生きて行くのが大変になってる人に道を作ってあげよう。

少しでも幸福を感じる人が増えるように。


決して傲慢になってるわけではない。

日本で平和に暮らしていた十華には、そうする事が自分にとって当たり前だと思えたのだ。



起こすのも悪いので、しばらくそこで時間を潰した。

勿論、こっそりクリーンを唱えて綺麗にしておいてあげた。



その時に魔法を少し覚えたり、ステータスを確認したり、採取したものを確認したのでそれを紹介しようと思う。



まず採取したものだが、



◼️ヒルルカ草:ポーションを作る時に使われる材料。


◼️マナ草:魔力ポーションを作る時に使われる材料


◼️ルルカ草:万能薬の材料の一つ。光がない森の中で長い年月をかけて育つ


◼️その他

キノコや果実、木のみなど大量に採取できた。



割合はこれだ。

・ヒルルカ草×2000

・マナ草×1000

・ルルカ草×200

・マツターケ×500 日本のマツタケと同じだろう。いい香りがする。

・シイコケ×1000 シイタケ?だよねこれ!

・シメージ×1000 シメジだね。

・イチリキの実×1000 無花果によく似ている。甘くて美味しかった。

・アプリ・ミプル・桃に似たピーケを各×500



たくさん採取したものだ。

果実がこんなに取れるなら買わなくても良かったかもしれない。

しばらく食料で困る事はないだろう。

勿論あくまで非常食なので、お金が出来たら完成した美味しい食事をたくさん

無限庫に入れる予定だ。




◼️魔法

・魔力探知:魔力のあるものを感じ取ることができるようになる。


これは、マップの精度を上げるため覚えた。

これでより、正確に敵を把握することができる。


・威圧:周囲へ圧をかける。ステータスやlv差が高いほど効果がある。

余りにも差が大きいと、気絶したり、時には死んでしまうこともある。



これは、変な人に絡まれた時の牽制用にいるかな?と思って。



そしてステータスがこれだ。



◼️ステータス

名前  トーカ

種族  人族

職業  冒険者

年齢  15

レベル 11


生命力 2100

魔力  11000000

力   2100

体力  2100

知力 2100

敏捷 2100

幸運 2100


◆スキル

全属性魔法lv10

鑑定lv10

隠蔽lv10

索敵lv10

隠密lv10

魔力操作lv10

身体能力強化lv10

危機感知Lv1→10lv

剣術lv10

魔力探知lv10 New

威圧lv10 New

◆ユニークスキル

創造

知識庫

無限庫 New

マップ New


◆加護

創造神の加護


◆称号

異世界転移者

リア充を潰された者

女神の寵愛を受けし者



lvも結構上がっている。女神の加護のおかげだろう。

ステータスは1lv=100も上がっている。

魔力に関しては1lv=100万だ。


ステータスが異常な気もするが。

まだ人間?(はてな)にはなっていないから大丈夫だろう。

うん・・・大丈夫だよね?



時間を確認すると既に17時30を回っていた。

急いで戻らないと門が閉まってしまう。



女の子はまだ寝ている。


「ここは、仕方ない、試してみるか」


十華は森の前まで転移を試してみる

寝ているので好都合だ。



「転移」


視界がぼやけた、次の瞬間景色が森林の薄暗いものとは別の

夕焼けの草原の綺麗な景色に変わった。



成功だ。


転移は一度行ったことのある場所であれば、どこでも移動することができる。

但し、現在時空魔法を扱えるものはいないので、見られないように気をつける必要がある。



「これで、なんとか間に合うかな」


女の子を背負い門へと歩き出した。


17時50分


門が閉まる前に入ろうと、駆け込みをする冒険者が列をなしていた。

十華もその後ろに並ぶ。



女の子を背負っているからか、時々視線を感じる。



しばらくすると、十華の番になった。

見覚えのある顔が見える。トーマスさんである。



「トーマスさん、今帰りました!」



「おう、トーカ無事だったようだな! それにしても後ろに背負ってる女の子はどうしたんだ?一人で出ていかなかったか?」



「それなんですが・・・・」



「ワケありか・・・ちょっとこっちへこい!」


トーマスさんに連れられて、門番の事務所?的な場所に通される。


机と椅子、端の方にベットだけがあるシンプルなつくりの部屋だ。



十華はベットに女の子を寝かせる。



「じゃあ、話してもらおうか」



「はい」


十華は話し始める。


森林でゴブリンを狩りしていたら、悲鳴が聞こえた。



何事だろうか、っと慌ててその方向に向かった。



すると、ゴブリン3匹(本当は5匹だが)に囲まれている女の子を見つけた。



咄嗟に魔法を唱えて、女の子に夢中になっている所を後ろから近づき首を刎ねた。女の子に夢中になっていたおかげで運良く勝てたと伝えた。



助けた女の子に事情を聞くと。


名前はメリカで

一緒にパーティーを組んでいた人達に囮にされたとの事。



ただ、それ以上は泣き出してしまったため聞いていない事。



森の中で寝るのは危ないので、自分が背負って来た事などを簡単に話した。



「ふむ・・・そうか、ご苦労だったな。もしかしたら、冒険者ギルドに死亡の届けが出ているかも知れないから問い合わせをしてみる。ちょっと待ってろ」



「はい、よろしくお願いします」




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