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最終話 神様とおっぱいと俺の願い

「いてぇ! いててててて!!」


腹が立ったらもっと体が痛くなってきた。


「タイチくん! 大丈夫!? 今あたしの回復ダンスで…!」

「だ、大丈夫だ! それよりもウズメ、もっと有効な回復手段がある!」

「え、何!?」

「それは…おっぱいだ!」

「おっぱい!?」

「ああ! こんなケガ、ウズメのおっぱいを触ればすぐ回復するぜ!」

「そんな大ケガをおっぱいで治そうだなんて…アッパレだよキミは。いいよ、生きて帰って来たら触らせてあげる約束だもんね。今ここで触る?」

「おう、もちろん! 今ここでお願いします!」


そのために決勝をがんばったんだからな!

…ってあれ?


「どうしたの?」

「腕が動かん!?」

「どれどれ…あぁ両腕がズタズタだね。こりゃ動かないわ」


な、なにーーーー!?

ていうか腕だけじゃなくて足も体も動かないぞ!?


「そんな…俺の腕が…これじゃおっぱいを触れない…!」

「この深刻な状況でまだそれを言えるの、ホントすごいよね」

「全くだな。キミは大した男だよ。どれ、私のおっぱいも触るかい? タイチくん?」


ま、マジっすかアマテラス様…!

ウズメほどのボリュームはないが、それはそれで…!

神様、しかも見た目は幼女のおっぱいを触るというダブル背徳感…これはたまらんッ!


「ダメです! タイチくんがいくら頑張ったからといっても高天原の最高神アマテラス様のおっぱいを人間に触らせるわけにはいきません!」

「えー、別にいいのに。ウズメちゃんは堅いなぁ」


ウズメえぇぇぇぇ!

お前はケガ人に対する思いやりはないのか!

そんな事をしていると、神のオッサン達がやってきた。


「おう、ここにいたか小僧!」

「無事なようで何よりです」


鳥マスクさんはやっぱり前が見えないようだ。

どうすればこれが無事に見えるんだ?


「今回の戦い、ワシらは充分に楽しませてもらったぞ!」

「フン…私も今の戦いで満足した。だから優勝はお前に譲ってやろう」

「ええっ!? いいんですか!?」

「よかったねぇウズメちゃん、タイチくん」


俺たちに優勝を譲る?

インドラのオッサンの意外な申し出だった。

まぁ俺っつーかヤマトタケルがハンヌマンやっつけたんだから、とっっくに俺たちの勝ちなんだけどね!


「よし分かった。それでは今回の優勝はチーム高天原とする!」


エンリル様が高天原の優勝を宣言した。

うおおおい、そんな簡単でいいのかよ…いまいちスッキリしないが! 勝てたのなら良かった。


「それでは高天原の戦士タイチよ。願いを言うが良い。一つだけ叶えてやろう」


ね、願いが叶う!?

それなら…!


「俺の両腕を! 治してください!」

「よかろう。ハッ!」


エンリル様の手から柔らかな光が放たれた。

光は俺の両腕を包む。


「……ん…おお! 動く! 腕が動くぞ!」

「え、いや、あのさ…タイチくん?」

「ウズメ! おっぱい触らせてくれ! 両腕で!」

「え、あ、うん、いいよ」

「も、揉むぞ!」

「んっ……ちょっと、もう! 揉んでから言わないでよ!」


俺は両腕でウズメの胸を正面からむにゅっと! いかせてもらいました!

うおおおおお! 柔らかい! そしてすごい弾力!


「いや、タイチくん…せっかく願いが叶うのに両腕の治癒だけとか…もっとさ?」

「まぁいいじゃないのウズメちゃん。彼は今、間違いなく幸せなんだから」


なんという至福…これが神のおっぱいか…!


もっと触りたいけど、ちょっと体勢的に疲れるな…もう少し体を動かし…

あ、そうか体が動かないんだった。


…………………………あれ?



この後、なんとか体を治してもらい地上に戻った俺だった。

しかしこの戦いがよっぽど面白かったらしく、ヤマトタケルとのバトルが新たな≪神々の遊戯≫として採用された。

そして俺は時々、草薙の剣を持つ人間の役として『パンテオン』に召喚されるのであった。


「いやだ! 俺はもう絶対、その剣を持たないぞ!」

「そんな事を言わないで、ね! お願い! おっぱい触らせてあげるから!」

「お、おう…!」


ウズメは≪神々の遊戯≫の運営委員に選ばれたそうだ。

主な役目は俺におっぱいを触らせることである。

ちくしょう、今回も断れねぇ…神様はズルいぜ…!




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