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第6話 神様が大暴走!?

『策もなし…それならば私にその体をよこせ!』


「な…うわわーーーッ!」

「タイチくん!? どうしたのタイチくん!」


いきなり悲鳴を上げてうずくまる俺を心配するウズメだが…。


「女…邪魔だ! 離れろ!」

「キャッ!」


『ウズメ!』


げっ、なんだ…光も音も遠い…意識が切り離されて孤立してしまったような感覚…。


俺の目で見ている。

俺の口で喋っているのに俺じゃない。


「私は…ヤマトタケル…!」

「えっ!?」

「草薙の剣を持ちながらこやつの稚拙な戦い、見ていられぬわ!」


『何ぃ!? ちょ、どういう事だこれは!?』


ヤマトタケルだと!?

まさかアレか? 俺の体が乗っ取られた的なやつなのか?


「ここからは私が神を…倒す!」


突然、(ヤマトタケル)の体から大量の黒いオーラのようなものが漏れ出た。

うえぇ、なんだこれ!?


煙のようだった黒のオーラは集まり固まり、何かのカタチになっていく。

これは…例えるなら巨大なタコの足!?

しかし先端は刃の如く鋭く尖っている。

数は…えーと、8本以上! たくさんあるぞ!


「うおおおーーーッ!」


(ヤマトタケル)が叫ぶと、黒オーラのタコ足が暴れ出した。


「ぐおおおおっ!」


おおっ! インドラのオッサンをふっとばした!

すごいぞタコ足!

よーし、なんだか分からんがそのままやっつけて…


「うわっ!?」

「キャアアー!」

「ドン!?」


ん? なんだこの…悲鳴のような声は…

げげっ!

タコ足が観客席のオモイカネやポセイドンのオッサン達も攻撃している!?

何やってんだよ!


『おい、俺! 相手はインドラのオッサン達だぞ! 関係ない人まで攻撃すんな!』

「神を…倒す!」


…まさかこいつ、神様なら誰でも攻撃するってのか!?



「きゃーーーーっ!」


ああっ!

サラスがやられた!


「ぐわわーーーっ!」


今度はヘパイストスのオッサンが!


「ひぇぇぇーーーー!」


えーと、誰だっけ?

あ、そうだ、ヘルメス様ーーっ!


「ウキキーーーーッ!」


げっ、ハンヌマンも!

ハンヌマンは神様じゃないのに…巻き込まれたのか…。



「あー、こりゃ大変だ。おーい、タイチくん、意識ある?」

『あ、アマテラス様!?』


騒ぎと混乱の中、闘技場に突然アマテラス様が現れた。


「アマテラス様! これはどういう事ですか!」

「いやー、ウズメちゃん。どうやら『タケルモード』は使っちゃいけなかったみたい」

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