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第2話 神様が俺をやる気にさせた

「それではチームスヴァルガ、チーム高天原、前に出てくださぁい!」


サラスが両チーム名を読み上げる。

おおおいマジかこれ、ここに喚ばれてから全く現実感がなかったが、つーか今もないが、ホントに戦うのか俺が。

草薙の剣は確かに凄い武器なんだろうけど、その性能は未知数だ。


闘技場の中央にはすでにチームスヴァルガがスタンバイしている。

やべぇ帰りてぇ…!

足が震える。

心臓の鼓動も早い。


「さぁて。草薙の剣の力、どんなモンか見せてもらおうじゃねぇか!」

「小僧、勇者の戦いを楽しませてもらうドン!」


ヘパイストスのオッサンまで来て、気楽な事を言っていやがる。

ポセイドンのオッサンはいつまで勘違いしてんだよ。


「くっそ、何でこんな事に…!」

「…タイチくん、ごめんね。あたしがキミを巻きこんじゃったんだよね…」


お? 「反省してる」と言いながらもこの事態に対してどこか他人事のようだったウズメが、ここに来て本当に反省しているような態度を見せたぞ?


「ウズメ。やっと己の過ちの重大さに気が付いたか。遅いっつーの」

「うん。事の発端はアマテラス様だけど。つーかあの方が絶対的に悪いんだけど。あたしもどちらかと言うと被害者なんだけど。でもタイチくんにはそんな事、関係ないもんね…」


いや、反省してねぇなこいつ。


「怖いよね、人間が神様と戦うなんて」

「ん、あぁ…すっげー怖いよ」

「今のあたしにはこんなコトくらいしか出来ないけど…えいっ」



むにっ。



へっ?

ウズメは俺の右手を取ると、自分の胸に押し当てた。


「なっっっっっ!」

「ふふっ、今はここまでね」


俺の右手がウズメの胸にふれたのは、ほんの一瞬。

だがその一瞬で素晴らしい感触と快感が右手と脳を直撃した。


「い、今は…って?」

「この戦いに生きて帰れたら、あたしのおっぱいをもっと触らせてあげる」

「ちょっ、どうしてそんな事…」


「だってタイチくん、ずっと見てたでしょ? あたしのおっぱいに興味あるんでしょ?」

「え、や、それはだな…!」


やべぇ、事あるごとに見てたのバレてたのかよ!


「ふふふっ、生きて帰れたら…揉んでもいいのよ?」


こいつ、何を言い出すかと思えば…これから命賭けの戦いになるかもしれないのに、おっぱいを触らせてあげるだぁ?


「もちろん両手で、ね!」


ここでそんな事を言い出すってことは…揉んでもいい…つまり俺がそれでやる気になると思っているわけだ。

…ナメやがって…しかも両手だと…そんな事で俺が…俺が…


やる気にならないわけないだろ!


恐怖よりも、時には命の危険よりもエロが勝つ!

高校生男子とはそういう生き物である!


「よっしゃ! 約束だからなウズメ!」

「…うわぁ…そんなあからさまにやる気になると、ちょっと引くんだけど…うん、がんばろ!」


ふふふ…ウズメよ、お前は生きて帰れたら…と言った。

つまり勝つ必要はない!

死ななきゃいいんだ。


この戦い…俺は…最後まで逃げ切ってやるぜッ!

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