表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/26

第8話 神様は気が付いた

「あの、取りに行くってどういう事すか?」

「お前達の国にもあるだろう、神の武器が。それを持ってくれば良いじゃねぇかって事さ」

「あ!」


へパイストスのオッサンの言葉にウズメが反応した。


「草薙の剣…!」

「そうそう、その草薙の剣だよ」


草薙の剣。

ゲームやマンガにも登場する事が多い有名な剣だ。

三種の神器の一つでヤマタノオロチを退治した時にその尻尾から出てきたという、いかにも凄そうな剣…!


「神器っていうくらいだし、強いんだよなその剣は?」

「あたしも詳しくは知らないけれど、神器って言うくらいだし、強いんじゃない?」

「他国の武器だから俺も詳しくは知らねぇんだけどな。神器っつーくらいだし。強いだろうよ」


強いのかどうか誰も知らないのかよ!

まぁいい、少なくても棍棒や銅の剣で戦うよりマシだろちくしょうめ!


「ウズメ、草薙の剣がどこにあるのか知ってるのか?」

「あー、うん。あの剣はアマテラス様がお持ちのはず…。でも人間に扱えるかなぁ?」

「やってみないと分からんだろ! よし、さっそく取りに行こう!…あのぅ、エンリル様?」


俺はゆ~っくりとエンリル様の方を向いた。


「なんだ、戦士タイチ」

「いえ、その…草薙の剣を取りに行ってもよろしいでしょうか…?」


誰かに取りに行かせる、とか言われるかなぁ。

この神様ばかりの息苦しい空間からちょっと離れたいんだよなぁ…。


「構わん」


やった!


「それで今よりも面白い戦いとなるのであれば問題ない。草薙の剣を持ってくるがよい」


うん、いや、面白くなるかどうかは分からんけどね。

そもそも俺に使えるかどうかも分からないんだし。


「しかし、待っていても退屈だ。残り4チームで先に試合を始めようと思うが、どうだ神々よ?」

「おう! やろうではないか!」

「そうですね、そろそろこのやりとりも飽きてきましたし」

「吾輩も異論はないぞ」

「まったく…さっさと始めろ」


確か勝ち抜きトーナメントだったよな。

先に試合開始って事は俺達はシード扱いになるのかな?

そうだとありがたいけど。


「よろしい。では通常通り抽選で対戦国を決めて一回戦を開始する。勝利国同士で二回戦。最後まで勝ち残った国と高天原で決勝戦とする」


お!?

決勝のみって、つまり1回戦えばそれで良いって事か!

普通は前回の優勝者とかのポジションだぞ。

こりゃラッキーだ!


「組み合わせはこちらになりますぅ~!」


サラスの進行で抽選が行われて、一回戦は以下の組み合わせとなった。



一回戦第一試合!

チームスヴァルガ(神インドラ&猿王ハンヌマン)vsチームオリュンポス(神ゼウス&女戦士ゾネス)


一回戦第二試合!

チームアスガルド(神オーディン&英雄シグル)vsチームヘリオポリス(神ラー・アメン&魔術師メスーネ)



おおおっ!

最初の試合はインドラのオッサンとゼウスのオッサンか!

この試合見たいなぁ。

オッサンの戦いはどうでもいい。

注目は女戦士ゾネスだよ!

あのおっぱいデカいねーちゃんの試合となれば、そりゃもうタテにヨコに大騒ぎだろうかなら!


「何をしている、高天原の者達よ。早く剣を取りに行かぬか」


あ、はい…ですよね…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ