始めてのシゴト
秋葉原駅前に来たのはいいんだけど......
人多すぎだろ!こんなんじゃ依頼主探せねえよ!
裏社会系人達だから白いスーツとかでビッシリ決めてんじゃないのかと思ったけどそういう人多すぎだろ!
さすが秋葉原...俺が関してると声をかけられた
「おいそこのお前!、お前が何でも屋か?」
ん?もしかして俺に言ってるのかな?かな?てか口悪いな、生まれが悪かったのか?
「あ、はい、俺っすけど、もしかしなくても依頼主っすか?」
うおー、イメージしてたのと違うな、もっとこう......太ってる人だと思ってたんだけど...意外と痩せてた、イケメンかもしれない
服装は...あー....不良?うん不良、高校生が闇の黒歴史の道へと突き進む様な服装、つまり中二病
「ここじゃあれだしついてきてく......おい俺の体になんか付いてるか?」
「いやいや何も?一年後ぐらいに黒歴史になる服装だと思っただけですよ?」
いやいや何も?カッコイイ服装だと思ってただけですよ?
「はぁ?...意味わかんねえな、とりあえずこっち来い、ここじゃ話できねえ」
言われたままについていくと人通りの少ない場所に出た、
「この辺でいいか...じゃあ依頼の話をしてもいいか?」
「うい、で俺になにして欲しいの?」
「人探しだ、俺の妹(18歳)が家出したから探して欲しい、場所は秋葉原の何処かに居るはずだ、外見は___」
あー話聞くのだるいなぁ、おっ何あの子可愛いなナンパしてこようかな
いや辞めとこう警察署に行きたくないもう二度嫌だ紅のパシリになった方がまだマシだった
「じゃあよろしく頼む....っておい聞いてたか?」
「え?ああ、聞いてないです」
「てめえこの野郎....いいか?もう一度言うぞ?聞いてなかったらドスで刺すからな」
「おお怖い怖い...で?外見は?」
「外見は、白いフード付きの服と黒のスカートを着てる、肌白いから多分見つけたら分かると思う、多分抵抗するだろうからならべく傷を付けないでくれ」
「分かった、でいつまで?」
「早ければ早いほど金額は払うぜ?でもまあ普通の人間じゃあ探すのは至難の技だぜ?うちの部下でも1年はかかるレベルだからなぁ..」
普通の人間か、ごめんよ人間じゃねえんだ、てか一年とかお前の部下ちょっと
「じゃあ2時間ぐらいあれば大丈夫だわ、報酬の準備でもしといてくれ、で待ち合わせはここでいいか?」
「は?ああ、ここでいいけどよ...聞いてなかったか?俺の部下でも1年はかかるんだぜ?」
「おう、聞いてたよ、んじゃあ...っとその前に、あんたの名前は?」
「如月狂介だ、そんな期待しないで待ってる、ああ、あと黒い髪だ」
「了解、期待しないで報酬持っとけよ」
俺はまず中央通りへ向かった、これは俺の勘だが、隠れやすい所には居ないと思うんだよなぁ
てか俺は路地裏とか人通りの少ない場所とかそういった所で寝たりしてるからなぁ、そういう場所に居るなら一度は会うはずなんだけど
俺は女の子すらそこで会ってない、チンピラ共しか見てない、見た度に血を飲んでやったぜ
だから多分中央通りとか、人通りの多い場所に居るはず、あと狂介から写真を見せてもらったんだがレベル高かったからナンパにでもあってるそうなんだよな...
「っと、中央通り到着なう」
おっと思わず口に出ちまった、ああの店行きた...おおっと、今は仕事に集中しないと
とりあえず普通に探してたら日が上るから、壁を蹴って向かいの壁を蹴りながら登るのを繰り返しながら店の屋上にスタイリッシュに着地すると
「いってえ!?」
グキッと歪な音がした、馬鹿かよ俺....さて、二時間の間にきっちり見つけてバッチリ狂介の所に戻すか
次回予告
美少女が出ます