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事情説明

駄作ですが暖かいめで成長を見守ってください(゜ロ゜;

「いったぁ…」


殴られた場所をさすりながら彼女を観察してみることにする。

取り敢えず年齢は中学生くらいに見えるな。スタイルはかというとなんというかボンキュッボンというよりなんというかまるで万里の長城かと思うかのような絶壁だと思「グハァ!!??」


「何を考えとるのじゃ?お主は」


ちょっと失礼なことを言おうとしていると人間の領域を確実に凌駕している速さで飛んできた拳が俺の頬にめり込んだ。なんて速さなんだ!!速すぎて拳が見えなかった!!でもねっ?絶壁でもいいと思うんだよね俺!!!!なんたって


「嫌いじゃな「グフッ!!!」」


「しつこい」


「すいませんでした」


二発目をうけた俺は思ったことを繰り返していたら負の連鎖だと理解し口を閉じた。

それをみて溜め息をついた金髪の美少女はパンチングフォームをやめて両手を腰にあてて大声で宣言した。


「私の名前はリーフじゃ!!!!まあ、あまり有名ではないが神をやらせてもらっている!!!リリーと呼ぶがよい!!!」


「…………」


俺は絶望した。何より女神というものはボンキュッボンだと想像していた俺は心から絶望した。マジですか…

このチョコーンとしてるのが女神なのか…俺はばかだったみたいだな。なぜこれまでアニメの女神を想像していたのだろう。俺が想像した女神はもっと…なんというか…大人な雰囲気をかもしだしているような美しい女性だったんだけど、リリーは背が低めで可愛い系美少女である。結果どう言うことかというとロリである。なによりロリである。大事なことだから二回いっておく。これは必然的に完成系の俗にいうロリババ「グハァ!!!」


「なにがロリババアじゃ?」


「いや、マジですいませんでした。」


そして俺の頬にめり込みパンチを炸裂させたリリーの目は暗く淀んでいたので全力で土下座した。ここでプライドだなんだの言っている暇は無かった。何より命の危機を感じたからね。殺されるよこれは。リリーは燃えていた……

………


10分ほどお互い無言でいるとリリーがうんざりした顔で話しかけてきた。なんとか落ち着いてくれたみたいだ。


「まずお主は死んだ。それはわかるじゃろ?」


その言葉をきいた俺は静かに頷く。なんたって俺は死んだ瞬間を明確に覚えているからね。するとそんな俺をみたリリーは申し訳なさそうな顔していった。


「お主は本当はあそこで死ぬ人間では無かったのじゃよ…ワシが間違えて死なせてしまったのじゃ…すまぬ…」


俺はその言葉をきき驚愕と共に怒りを感じていた。今すぐにでもぶん殴ってやろうかと思ったけど俺は反省しているであろうリリーを見て怒るのはやめた。それに神様に怒ってもこの雰囲気的に戻れるはずないだろうしね。怒りをなんとかおさえこみ俺が聞きたいことを聞く。


「じゃあ、なんで俺は死んだんだ?」


「お主は運命という言葉を信じるか?」


その言葉に静かに頷く。運命は信じる。きっとあんな優しい家族に恵まれたのも運命のお陰だと思うからね。


「信じるか。そうじゃよ。運命というものは存在するのじゃ。運命の赤い糸などもそうじゃ。それで結ばれないものはなにかしら糸が不味いことになっておるのじゃ。それを直すのも神様の仕事じゃ。」


運命というのは存在するのか…

まあ、存在しなければリリーもこんなこと言わないだろうけど。運命の赤い糸もあるのか。俺が死ななければどんなひとと結婚したか聞いてみるかな。


「ねえ、聞きたいんだけどさ。俺と結ばれる運命だったのはどんな人だったんだ?」


「お主のクラスにいた良原萌という子じゃよ。」


ん?

その子って


「まってくれ。萌さんはずっと前に行方不明になっていたはずだ。」


そう、良原萌は俺と仲良くしてくれていた女子の一人であり一番仲良くしていた女の子だ。スタイルが良くボンキュッボンでありその上顔が整いに整って可愛さ爆発っ!!!って感じの子だったけどそんな美少女な彼女はある日突然行方不明になったんだ。その上、彼女の捜索はなく、まるで存在その物が消失するかのように彼女はいなくなったのだ。あの時は血眼で彼女を探したけど見つからず親族も彼女のことを覚えてなく、不自然極まり無かったと思った。それをしっかりと説明すると、


「お主覚えておったのか!?やはりこやつは……」


そういいながらぶつぶつと呟いているので大丈夫か?と声をかけてやると


「う、うむ。大丈夫じゃ。ではさっきの話の続きをさせてもらうぞ。結論をいうと彼女は異世界に召喚されたのじゃ。」


ま、マジですか!?彼女異世界にいってたのか!羨ましっ!


「で、でもなんでだ!?」


「まあ、簡単にいうとじゃな。勇者召喚じゃよ。彼女は勇者の素質があったから、異世界の捜索魔法が彼女を発見し術式に召喚。その結果お主の世界にいた良原萌は存在を抹消され、親も覚えておらんかったのじゃ。」


その言葉に愕然とする俺。マジか。俺も勇者になりたい!どうせなら勇者になってみたい!でも親に忘れられるのか…それは嫌だな…そんなことを考えながら思い浸っているとリリーが急に普通の顔をしてとんでもないことを言い出した。


「ああ、急になんじゃがお主を異世界に召喚させてもらうぞ?吉原萌とは違い異世界からの干渉ではなく直々の召喚だから親や友達から忘れられることは無いのだがどうじゃ?」


うお!?マジか!!!親に忘れられずに異世界行けるなんて!どうせ戻れないなら異世界行くぞ!!リリー様マジ女神!あ、そういえば元から女神だったわこの人。


「異世界行きます!!!てか是非いかせてください!!!!」


おおはしゃぎしている俺の反応をみたリリーは嬉しそうに頷きながら


「そうかそうか。喜んでくれて嬉しいぞ。」


「そして話を吉原萌の話に戻すが、お主のこれから向かう世界で吉原萌は今も武器を手に魔王討伐の旅を続けておる。」


「え?同じ世界にいくの!?じゃあ、これから俺が向かう世界って魔王やら邪神やら出てくる世界!?」


「勿論、それを阻止するために勇者がいるのじゃからな。」


俺大丈夫だろうか。

女神直々に召喚された勇者だとしてもちょっとでも油断したら殺されるのではないだろうか。異世界キターーーとかいってる途中で殺されるとか無いだろうか。死んだあとに異世界召喚。そして死亡。笑えないぞ……ゴブリンに殺される俺とか想像したくないんだけど……。街に召喚してほしいっ!すごい純粋に!するとリリーがフフっと笑い、口を開く。


「大丈夫じゃよ。お主がこれからいく世界には勇者が『8000』人はいるからのう。そんな深く考えなくとも

お主が転送されたところには誰かしら勇者がいるじゃろ。いなければ、ドンマイじゃっ!!!」


そういいながら親指を前に出してグーとしてくる。なんだかんだ言いながら可愛いのはこの女神だ。その人数を考えても勇者に遭遇できる確率低いだろ!なんていえない…。心読まないでとはいいたいけど。


「じゃねえよ!?なんで勇者8000人もいるんだよ!?」


「まあ取り敢えず心器を覚醒させてこれからそなたのいく世界の勉強をしたあと召喚という手順になるがよいか?」


華麗に俺の勇者8000人クレームがスルーされた。まあ、向こうで調べればいいか。それにさっきの会話に潜んでいたトンデモ発言で俺はそれどころではなかった。だって普通神器じゃないの?心器ってなんだろうか…

疑問を問おうとするとまるで待っていたかのようにリリーは丁寧に説明をしてくれる。


「神器は我々神が作った道具を言うのじゃ。勿論武器や防具もじゃ。これに関しては、神々の気まぐれで世界に落とされておるな。この神器は神の加護をえる道具じゃからに、この道具を手にいれたものは世界の命運を左右する力を得るのじゃ。神器を手にいれたものはこれまでの歴史上、英雄や勇者。魔王などに変わり世界を救済したり滅ぼしたりしておったのう。お主の世界では織田信長とか徳川家康などが手にいれておった。」


なんだって…………?神様なにやってんの…なんで世界左右するようなものを世界に落とす…!日本に関しては人間の戦いだぞ…神器。なんてものおとしてんだおい…だって織田信長が神器持ってたんだよ…?神様与える人考えろ…それは魔王になるわ…!


そういいながら頭を振り回している俺を見てリリーは苦笑いをしながらとんでもないことを

口にする。


「まあ、気まぐれじゃからのう。これからいく世界にも神器使いはいるんじゃぞ?」


俺はガックリと肩を落とす。もう終わった....だって殺されるわ世界を左右させる力を持ってる人がいるんだよ!ま、待てよ?勇者辺りは神器持ってるんじゃないか?そうじゃなきゃ、世界救えないしな。勇者8000人いるけどねっ!......いきたくないよぉぉぉぉ…!そんな頭がイカれちゃったように暴れる俺をみたリリーは笑いながら、


「大丈夫じゃ。これからそなたにはそなたの世界で言うチートと心器を与えるのじゃからな。」


「本当か!?」


だれでもみればわかる位俺は歓喜する。

何でって?…

チートだよ!チート!俗にいう俺TUEEEEEEだよ!?

小説の中だけのテンプレ設定だと思ってたけどほんとにあるとは!

小説家の皆さんありがとうっ!!!!

どうせなら異世界召喚ものにある地味な奴じゃなくもっと凄いのがほしいぜぇ。

ワクワク…………………

するとリリーは人差し指を俺の方に向けながらチッチッと舌を鳴らして


「まあ、そういそぐこともなかろう。では授けるチート発表じゃ!!!!」


俺はごくりと息を飲む。

たぶんあれだよ。

魔法発動(全属性)

とか

攻撃力UP(MAX)

とかだね。わかってるから俺。

テンプレはよく知ってますから。


リリーはそんな俺の心情を読み取ったかニヤリと笑ったあと大声でチートを発表した。

「成長限界突破と身体成長率UP「(MAX)」そして習得効率UP「(MAX)」じゃ!!!

やったのう!!!!」


「お…おう…」


なんとも微妙な顔をして俺は返事をする。

効果を教えてもらっていないので良いのかわるいのかわからないが

まあ、内容的には成長系のスキルっぽいしよく言う大器晩成型のスキルなんだろうな。たぶん。



「……このチートの効果を教えてもらっていいか?」



だが聞けるならききたいのでちょっとワクワクしながら聞いてみた。

これを聞かないと俺TUEEしようとして殴りかかって返り討ちとかマジで笑えないからね。

聞けることは聞かないと。

するとリリーは小悪魔のような妖艶な笑みを浮かべてこういった。


「そなたが召喚されてからのお楽しみじゃ」


はあ…これは教えてくれそうになさそうだし無理に聞き出すのは諦めよう。

そうこのスキルへの不安を感じながらため息をついた。


「ではこれからいく世界の常識を取り敢えず教えておくぞい!」




<<••••••••••••••••••••••••••••••••>>




「これで、これから行く異世界の説明は終わりじゃ。」


一通りリリーからこれから行く世界の最低限の知識を教えてもらった。

まあ、最低限だから本当に大事なことだけだけどね?

他には俺にその異世界でやってもらいたいらしい『無茶な』お願いとかだね。


「では、これから異世界に転送するんじゃが準備は大丈夫か?」


「ああ、大丈夫。まあ、リリーの願いに添えるよう頑張るよ」


そういいながら片手に『沢山の砂』が入った袋を胸に当てる。

すると砂は元から体の一部であったかのように光となって胸に吸い込まれていった。

それをみたリリーはにっこりと笑い


「もう大丈夫そうじゃな!!!『心器』の出し入れは完璧じゃ!!!」


「出し入れはな。実際砂事態はまだ全然使いこなせないけどまあ、なんとかやってみるさ。」


「ふふ、そうか。では転送するぞ!!!!」


リリーが静かに手を合わせると俺の体が光に包まれる。

この調子なら一分たたずに転送されるな。


「リリー」


「なんじゃ!!今、集中しておるのじゃ!!!!今話しかけると街に飛ばせなくなるぞ!!!!」


そう、集中しているところを邪魔されたリリーは少し怒り気味にいう。怒ってても可愛いんだな。流石女神様だね。でもこれは伝えときたい。伝えとかないであとから後悔したくないし。


「ありがとう!!!!!死んでしまった俺にもう一度人生を与えてくれてっ!!本当に感謝してるよ!!!!」


するとそれまで少し怒り気味だったリリーがニッと少し微笑むと


「うむ!!!!!その感謝ありがたくうけとっておくぞい!!!!」


その言葉をきいた瞬間。俺は異世界に旅立った。




<<•••••••••••••••••••••>>




そしてワシはゆっくりとさっき出現させたソファに腰を掛ける。さっきここに来たあの少年。不慮の事故で死んでしまったあの少年。あの事故は『運命』などではない。ワシが失敗したことにより起こるはずの無かった事故。あの少年は運命に左右されない人間。運命という名のレールがしかれていない人間。あの少年は他の大多数の人間とは違い運命に干渉することができ、勇者にでも魔王にでもなれる人間。


====『ありがとう!!!!!死んでしまった俺にもう一度人生を与えてくれて!本当に感謝してるよ!!!!』====


あの言葉を思い出すと心が暖かくなるのう。ワシに殺されたというのに感謝するとは…

ワシもそんな言葉をかけてくれた少年に感謝したいところじゃったが素直になれんかった。まあ、またここにワシがつれてくればいいのじゃがな。神の力があればちょちょいのちょいじゃ!!!そのためにもあの少年をじっくり観察しておかねばな!!そしてワシはあの少年を思いだし一人呟いた。



「お主にはいくつも選択の場があるじゃろう。それは良くない場合でもよい場合でもどちらにしても自分の選択じゃ。そなたが自分で運命を切り開くのじゃ。応援しておるぞ……」


そういうと磨き抜かれた金をそのまま糸にしたかのような髪をたなびかせ彼女はなにか思い出したのかポンと手を叩き。



「そういえば街とは違う所に飛ばしてしもうたかも知れんのう。まあ、大丈夫じゃろ♪」




そう子供のように笑うと世界の創造者『祖神』リリーはパチンと指をならし、姿を消した。







だらだらと、、、、、、、投稿していきます。

こんな駄作を読んでくれたかたに最大級の感謝を。

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