表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/44

幕間

ここでなにかの思わせぶり

ここは、『HEAVEN』の外にある施設。

なかには、肉が腐った匂いがたちこめていて、おもわず鼻を覆ってしまう。

中には、一人の研究者風の老人がいた。

頭には白髪が数本残っているだけで、後は全部抜けている。

その身に纏う白衣は薄汚れていて、年月が経っているものだと推定される。

そしてその男の顔には、狂喜の表情が映し出されていた。


「やったぞ! 遂に長年の人類の夢が叶った!

私は天才だな! 私の研究作品の公開はもうすぐだ……。

今は仕込みの時期。焦らない、焦らない」


老人はふと後ろを向き、階段を降りる。

その先には、巨大な試験管のようにも見える培養装置が所狭しと並んでいる。

そしてその中には、胎児と思われるものから、老人のもの、

色々なナニカがその中に入っていた。


「もうすぐだな。やはり失敗作を残しておいて良かった」


老人はその培養装置の中の緑色の液体に浮かんでいる少年を見た。

それは、中学生ぐらいにも見える少年。

それを、わが子を見るような目で見て、老人は笑った。


「……『H-CR2』、早く見てみたい……」







そしてここはまた違う施設。


その中の一室、そこには大きなテーブルと、

その周りに椅子がたくさん並べられていた。


そこには、男と女がいる。


「もうすぐ、だな。ここまで時間をかけた

成果がもうすぐ出せる」


女が答える。


「はい。苦労しましたが、これもすべて

安寧なる能力者の自由の世界のため……」


そして女は男に敬礼する。

男はそれに敬礼を返す。


「能力者の自由なる世界のため……か……」

2種類の思わせぶりだったよ!

まあ、この事は色々予想してみてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ