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ふたつの影

作者: Soraきた

ただ、あなたといると安心できて

永遠の恋だと信じる

その瞬間から

憧れの恋を遥かに超えてゆく

何かの決まり事ではないこと


高まる胸の鼓動

あなたには聞こえないように

わたしは少し角度を変えた

その角度からのあなたの眼差しに

また恋を重ね着した

夏の日に

どれだけ重ね着したって

この恋が増えていくのなら

それで構わない


頭上を照らす温かな明かり

テーブルにはふたつの影

スマホを覗き込んでる

ふたり出かけたい行く先を

たしかめてた


画面を操作する

あなたの指先は

わたしの未来を指し示すもの

少し、ぎこちないくらいが

かえって、

わたしを落ち着かせた


どれくらいの時が経ったのだろう

幸せを感じる時間は

無条件に

わたしの前に

ふと現れる

このチャンス逃さないと

あなたの視線がズレたとき

テーブルの下で

思わず、ガッツポーズをした

体育会系とは程遠い

わたしにとっては

めずらしい出来事

あなたが気づかないうちに

無条件の幸せを

も一度、握りしめた










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