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死にかけて、拾った

あらすじ

ボーイミーツガールのボーイサイドの話です。

サイボーグ金という考えたら欲しいものが再現できる金属がある遠未来。五体不満足が喜ばれる世界に生まれた俺。


目が欲しくて、努力したら成分までわかる目を手に入れてしまった。

未知のものがいっぱいある地球で、鑑定に専念していたら、ご飯束忘れて死にかけた。

そして地球民に助けてもらった。

お礼しようとしたら、地球民溺れかけていたので助けた。


⚠️入水未遂をします。心の広い耐久性のある方。夢みがちな作者の妄想についていける方どうぞお付き合いお願いします。読んでくれた方ありがとうございます。

五体満足で喜ばれる時代は百年も大昔。

サイボーグ金という触れたものの考えを再現することが出来る特殊な金属が見つかったことがきっかけになり、その時代は終わりを告げた。

今の時代はサイボーグ金の機器の馴染みを良くするために、脳以外わざと潰して産むことさえ重宝される時代。

昔の人は考えてなかっただろうな。

五体不満足が大喜びされる時代が来るなんて。


『四肢欠損、目玉無し、一型糖尿病』

大昔だったら、非常に不便な体で生まれてしまった。

けれど、この宇宙ではとても喜ばれた。

サイボーグ金に3歳で接触させられた。

幼いの俺は冷たい金属の上に寝ころばされ、もがくだけだ。

目が見えているやつなら、親の姿をトレースして、四肢を再現することができただろう。

けど目の見えない俺は味と音と触る、匂いでしか物事を認識していなかった。

腕や足は両親がよく触らせてくれていたおかげで再現できた。

両親の声がする方に歩く。

たどり着いた時。

二人は抱きしめてくれた。

嬉しそうに笑う声が頭の上からする。


二人の笑顔が見たい。

見えるという感覚は触るという感覚と違う。

こちらから動くのではなく、目の細胞一つ一つが光という刺激を受けて、反応している。

けれども、俺にはそれがない。

ただ、両親と同じような目が欲しいと願った。

光に触れたいと思った。

ものを触れるのとは違う。

それでも、サイボーグ金は目にさせた。

サイボーグ金の一部を細かく細かくしていったら、触れた。

触れる本数をどんどんと増やしたら、とうとう二人の顔を見ることができた。

頭は痛いくらいの何かが入ってきた。

これが光というもの。

気を抜けばすぐに真っ暗になる。

だんだんと慣れて二人を見ることができた。

俺が見えることに驚いていたようだ。

「自力でやってしまうなんてすごい」

本来、片方だけ目のない人が再現した目玉を入れる予定が俺は自力でやってしまった。

そっから調子乗ってもっと細かくして色々なの見たいってなって細かくしていったら、目に触れただけで大体の物質の素材わかるようになってしまった。

どこぞの携帯小説のような鑑定というものを手に入れて、そこから、俺は地球調査隊に入隊した。

簡単に言えば、人類の生まれ故郷を調べてる仕事をする会社に入った。

大体の宇宙のものは見たので、次は地球だ。

宇宙にはないものがありすぎて、夢中に地面に目を当てていたら、ご飯忘れて低血糖で死にかけた。

頭がクラクラする。

真っ暗になる。

ねむい。寝てはいけない。早く何か食べないと。

そう思っていたら、仰向けにされた。

口にほんのり甘みのある煎餅みたいなのが突っ込まれた。

わけもわからずとりあえず生存本能に従って、食べた。

力が戻り、周りのサイボーグ金で見ると、自分より下の少女がせっせと口に何かを押し込んでくれていた。

財布ほどの小さな袋からせんべいのような食べものを出していた。

どこか痩せ気味で、風が吹けば折れそうな体をしていた。

けど教科書で見るような五体満足の体をしている。

袋の中身を全部俺にくれたようだ。自分からさっさと離れていく。どこに向かう。

貴重な地球民からの接触だ。

逃すか。

そう思い、疲れた体で這いずりながら追いかけた。

追いついたら、彼女は湖に沈みかけていた。


慌てて、腕を伸ばして掴みあげる。

手を掴んだつもりが足を掴んでしまい。

逆さ吊りにしてしまう。


左目はなんらかの事情で潰れているようで膿が出ている。

このままじゃ彼女が死ぬ。

悪い菌も膿も出さないと。

そう思って、左目に毛細血管レベルまで細くした腕を突っ込んだら気絶した。


慌てて地球調査隊に戻った。

「そんなの。地球民にとったら、悪夢の光景じゃ。この鑑定バカ。門限破ったと思ったらしにかけおって。」

隊長に叱られたのち、恩人の保護を申し出た。

「最後まで責任を持ちなさい。サイボーグ金が入った人間は地球民のコミュニティに居られなくなる」

そう言って、彼女を宇宙船に乗せてくれた。

とりあえず、恩人の彼女と仲良くなろう。

一人は寂しくて辛いだろうし。

「こんにちは。元気ですか?」

バイタルを感じ取って起きたことがわかる彼女にドア越しに声をかけた。

こちらは16歳の男だ。驚かせないよう優しく声をかけよう。

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