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へっぽこモンスターな俺たちの異世界攻略法  作者: 小嵐普太
第1章 始まりのチュートリアル編
4/45

第4話 ビギナー狩りの即死ダンジョン

3匹はギルドで任務クエストを受けあるダンジョンの前に来ていた。


「マジで最高難易度の任務クエスト受けやがった‥‥」

「ただ未開拓のダンジョンだろ?余裕余裕!」

「マサトさん‥‥挑戦した人が帰ってこないから未開拓なんですよ‥‥」

「‥‥ま、まあ俺には相棒の輪廻がいるから!」

「はぁしょうがない。最悪コイツ盾にすればいいか。」

「それもそうですね。」

「おい。」


3匹はダンジョンへと足を入れた。ダンジョン攻略スタート!!


「火炎斬り‥‥安直だな。ブレイズ斬り‥‥ダサいな。」

「技名決めてる場合じゃないですよ。他のダンジョンと違って何が起こるか分からないんですから。」

「大丈夫だよ。俺がいれば華麗な身のこなしで敵も罠も難なくクリアできるもん。」

「50メートル10秒が華麗な身のこなしねぇ。」

「黙れ!ていうかお前らビビりすぎなんだよ。敵が出たら逃げればいいし、罠もよく見れば回避でき――ああああぁぁぁぁ!!!」


落とし穴のスイッチを押したマサトは、そのまま穴にすっぽりと落ち大量に配置されている針山に落ちてしまった。


「ほら言わんこっちゃねぇ」

「自業自得ですね。」

「心配の気持ちとかないのかよ!!!俺じゃなかったら死んでたぞ!!!」

「どうせ無傷なんだからいいだろ。」

「ダメだこいつら‥‥それにしても全身穴だらけからホントに再生するんだな。なんか逆に怖いな。」

「‥‥これでよし。マサトさん罠の場所メモしてるんで、とりあえず全部引っかかってください。」

「人の心無いんか!!!」



それからマサトは、串刺しにされたり、丸焦げにされたり、毒に侵されたりしながらもこのダンジョンにある全てのトラップに引っかかるのであった。


「どうやらこれで最後だったみたいです。お疲れさまでした!」

「‥‥‥して‥‥‥殺し‥‥‥て‥‥‥」

「安心しろ次は最後の部屋だ。多分沢山の宝があるぞ。」

「良し行こう。すぐ行こう。速攻行こう。」

「切り替え速いですね‥‥」



ダンジョンの最深部。最後の部屋にふさわしい巨大で立派な扉が鎮座していた。



「絶対ボス戦前じゃん。俺らで勝てるのかよ‥‥」

「モンスター自体はそんな強くなかったから主もそんな強くないんじゃないか?」

「待ってください!置くからいやな気配が――」

「オーーーーープン!!」


マサトは勢いよく扉を開けたが、そこにはダンジョンの一部が崩壊したであろう残骸だけだった。


「何だ期待した損した。」

「おい待て!!!俺がただ拷問受けただけじゃないか!!!」

「おかしいですね‥‥確かに感じたんですが‥‥」

「そんじゃかえるk――


帰ろうとした瞬間扉が閉まり、残骸が動き出し巨大なゴーレムとなった。


「うおぉぉぉぉかっけぇぇぇ!!!」

「ほらやっぱり!」

「お前ら興奮してる場合か?」

「よっしゃ!!俺に任せろ!」


マサトは、輪廻を抜いた。その瞬間狂気的な力と恐ろしいほど寒気が全身に巡る感覚を覚えた。


「すげぇ力がみなぎるぜ。今なら何でも斬れる自信がある!」


そういうとゴーレムへ飛び掛かり、腕をスパッと斬って見せた。


「凄いですよ!マサトさん!!」

「あんなヘナチョコでもあそこまで力を引き出すとは‥‥流石名刀。」


しかしゴーレムの腕は外れた部分がくっつき再生してしまった。


「な、直りましたよ!」

「そりゃそうだゴーレムは核を破壊しない限りずっと再生し続ける」

「じゃあマサトさん!さっきのもう一回‥‥マサトさん?」

「無理ぃ‥‥疲れたぁ‥‥」


マサトはへなへなと倒れ込んでしまった。


「えぇ!!!」

「どうやら刀に魔力全部持ってかれたみたいだな【拘束魔法バインド】」


福神は、倒れたマサトを捕らえ引き寄せた。


「そんなことできるんですね。」

「魔法は使いよう生物の数だけそれぞれの使い方がある。」

「んなことよりぃ。あいつどうやって倒すぅ?ちなみに輪廻はもう使えないよぉ。」

「一つ手はある。」

「何だぁ?」

「ワイには特別な魔法ユニークスキルがない。でも幸運を呼ぶ福ノ神なのは変わらない。だから確実に盗む魔法を成功させることが出来る。」(本当は改造だけど)

「まさか、盗む魔法で核を盗むんですか⁉」

「ああ、でも『5秒間対象に触れている』のが条件だ。」

「つまり私たちが時間を稼げばいいんですね?」

「あ、」


マサトは、何かをひらめいたように声を漏らした。


「いやないないない。絶対こなことしたくない。」

「何だ?考えがあるなら言え。」

「嫌だ言いたくない!」

「マサトさん答えてください。」


ユーリンは、にっこりと笑いながらマサトに杖を向けて脅した。


「ああもう分かったよ!言えばいいんだろ言えば!!」


マサトは、嫌々作戦を話しだした。



「嫌でもできるとは限らないしこれはなかったてことで‥‥」

「確かにそれなら隙が出来そうだ。」

「私もそれなら攻撃を当てれそうです。やってみましょう!」

「えぇ、マジでやるの?」

「言い出しっぺはお前だ。それとも何だ?一生ワイらを襲ってくる殺戮人形と暮らすか?」

「‥‥ああ、もう!!分かったよ!」

「てかお前動けるのか?」

「かったるいけど走ることぐらいはもうできるよ。準備はいいか?」

「うい。」「はい!」

「うんじゃあ、作戦スタート!!」

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