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宇宙デカトシヒコ!!  作者: あかメガネ
宇宙デカトシヒコ!!  戦いの日々編
7/140

宇宙デカトシヒコ !! SSP大活躍!! 2

無茶だトシヒコ、無理するな!!


チエちゃんのハートをズキューンとさせた後(トシヒコ談)


「プレート装着、ジヌニーいくぞ!!」


v1は置いておくことにした、レールガンが効かなかった。

怪獣には無力であると確認している。v1のレールガンはただの実態弾のレールガンであるが、弾は、ナノマシンで蓄積した材料を限界まで圧縮し質量を高め莫大な、太陽エネルギーで超高速で打ち出す兵器だ。

地味に地球上のどの兵器にも勝る破壊力を持っている。


それが効かないということは、肉弾戦による格闘戦で時間を稼ぎ、弱点を見つけ、攻撃するなどの手段しかない。というか思いつかない。

あと実は、棍での攻撃である「捻糸棍」と素手で放つ「通拝拳」がレールガンより強い、最大の必殺技である。

そして、ジヌニーから降りた後、怪獣に向かって走り出した。

正面からでは怖いので、後ろから、2次元ナノスキンスラスターでジャンプして延髄に


「捻糸棍!!」


を、叩き込んだ、怪獣が怯んだすきに両頬に一発ずつ棍をたたき込んだ。

着地してから、怪獣がまだ怯んでいるすきにもう一度足に捻糸棍をたたき込んだ。

しかし怪獣は怯むどころか、足を蹴り上げ、捻糸棍を外された挙句、吹き飛ばされいくつもの近くの建造物を、突き抜けながら、最後の壁にめり込みやっと止まる。


血を吐いたが、ナノスキンスーツにすぐに吸収される。モニターでメディカルチェックの結果を確認した。肋骨は何本かいっているが、手と足が折れていないのはまさに奇跡だ、ナノマシンを注入し、痛め止めと、回復促進させる。

完治まで、5分と診断結果が出る。

5分か、ちょっと休むか、まだまだ、時間稼ぎしないといけないからな、とそこで意識が、途切れてしまった............。


ろにーちゃん、ろにーちゃん!!


(ああ、チエちゃん大きくなったなぁ、でも小さい頃の方が可愛かったような...なやましいな、どっちもチエちゃんだしいいか、いやでもやっぱり小さい頃の方が...。


「ろにーちゃん、ろにーちゃん!!」

「は、チエちゃん!!」

「こ、ここは?」

「v1あらためV2の中よ!!」

「え、おまえV2操縦できるのか?」

「うん、ジヌニーくんの協力と、ミノフスキードライブイージーのおかげでね」


どうやら操縦はジヌニーが行ってくれていたらしい、ミノフスキードライブイージーのおかげでジヌニーの処理能力でも操縦できるようになったようだ。


「あとこれ、前部に取り付けられた部分のマニュアル!ちゃんと読んで!!」

「マニュアル?、あ、シゲさんからもらったやつか、まだ読んでなかったな。」


ふむ、どうやらミノフスキードライブの欠陥対策なようだが、これならうまく利用すればあいつの、皮膚も貫くことができるかもしれない。


「よし、傷も治ったし、再出撃と行きますか。チエちゃん、降りた方がいいよ」

「わたしはジヌニー君に守ってもらうから!」


まぁ、確かに、V2の中に収納されているジヌニーは危ないような気がするが、実はしっかり固定されているし、どっちの装甲も地球の兵器の10000倍は堅い。まぁ大丈夫か!


「V2、発進!!」


うおぉ、速い、でも操縦できる範囲だ!!

デチューンして強くなる兵器もあるもんなんだな。

早くも怪獣に接敵


「捉えた!!」


レールガンを連発。

効いた感じはない。


「もう一度だ!」


レールガンを直撃させながらも、操縦しやすくなったV2のおかげでこちらも火弾に被弾することもない。

何度も繰り返し、怪獣を足止めする。

倒すことはできないが、負けることもない。

一進一退の攻防がが続いていたが、こちらに変化があった。

各種ゲージが赤くなっている、そろそろ放出しないと限界なようだ。

このこらえ性がない奴め!!


「いくぞ!!」


急上昇して、下を向き前方の追加パーツが横にスライドする。

そこからすべてのゲージが真っ赤になっているのを無視して照準を付ける、この早漏め!!


「ミノフスキードライブキャノン!!」


旧ミノフスキードライブには欠陥があった。推力に変換できなかったエネルギーがビームの性質を持って漏れ出すという欠陥があった。

それを解決して、機動性のロスをなくした今の完成したミノフスキードライブは結局高性能すぎて誰にも扱えない推進システムになったのだ。

今回のデチューン装置で、出力を押さえた分、余剰エネルギーが溜まりたまに、こまめに放出してあげないといけない早漏マシンへと変化したのだ。


怪獣は消し炭になっていた。


とうとう、宇宙デカ地球支部に量産型とは思えない威力の必殺兵器が生まれた。

しかも低コスト。

おれは、無意識にガッツポーズをとっていた。しかし、結局、射出タイミングが難しいので、使い方にはまだまだ習熟が必要そうだ。


「う、ん」


チエちゃんが目を覚ましたようだ。

戦闘中に意識を失ったようだ。

ジヌニーのシートベルトと、全身が過保護エアバックにつつまれていた。

まだちょっと、うとうとしていたチエちゃんに


「やったぜ!!」


と、キザったらしくガッツポーズを作った。

チエちゃんも元気を取り戻し、過保護エアバッグから何とか手を出し


「やったぜ相棒!!」


と、ハイタッチした。

これで、トシヒコが地球に駐在してから一番の大事件が終わった。

被害者も多かった。反省するべきことも多い事件であった。



勲章----------------------------------------


「今回のSSPの開設、事件を早期に解決することに大いに活躍した、SSP代表チエ殿、今回の活躍により

勲章を授与する」

「ありがたく頂戴いたします」

「今後も期待している」


ブツン


中継が切れた後ゆっくりと、小悪魔がどや顔で、ふり返ってきた。

割と今回は、チエちゃんに仮を作ってしまい、勲章までとり調子に乗りに乗らせてしまった。

ここは大人の対応をして子供の手柄を褒めないといけない。

しかし、すっごいこの子、さっきからずっとドヤ顔してる

下から横から、縦横無尽にドヤ顔してくる。

く、これは、そろそろ、わからせてやらないといけないかなと思った瞬間にエリに縛られて、ブリーフ姿にされた。

そして、見覚えのあるルーレットを回しだしチエちゃんがダーツを構える。


「や、やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」


トシヒコの声が部屋の中に木霊するのだった。



SSP、初回から飛ばし過ぎじゃない?楽に行こう、もうちょっと楽に

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