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百鬼

百鬼 あんもにあ

作者: PANCAKE:

水の音



狭い部屋で



際限のない不愉快が降り注ぐ



まぁ原因を作ったのは自分自身だから



仕方ないのかもしれないが



そうやって頭を動かしていけば



気づいた時には



このなんとも言えない不愉快が



終わっているのだから



水の匂い



そうそうこの間



コンビニで買った惣菜パンが美味しかった



どうやらあれは期間限定らしく



運が良いのか悪いのか



買った日が期間最終日だったらしい



あの時お腹を空かしていなかったら



出会えなかったパンと考えるべきか



会ってしまったが故にこの心持ちなのか



なかなか面白い議題だ



水の味



ああ



食について考えてたらお腹が空いてきたな



また今日もコンビニに寄ろう



現実逃避を繰り返している内に



チャイムがなり



辺りは自分一人になった



井の中に自分以外の蛙無し


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