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SARA  作者: ホーリン・ホーク
Sugar Mountain
33/34

SHE RIDES A HARLEY-DAVIDSON

 私はハーレーに乗って

 賢者の告げた伝説の聖地へ向かった

 絶望と悪夢を消し去るため

 信じていたから出来たこと

 たとえほんの僅かでも 私は希望を持っていた


 旅の途中 冷やかされたけど気にも留めなかった

 ハーレーに乗って

 私はずっと思い出を辿っていた

 行く手に広がる知らない街や風が未来なら

 全ての思い出を持って私はそこへ向かう


 夢でも目的があったから

 生きて来られたのかもしれない

 気がつくと時が迫り

 太陽が現実を突きつけていた

 夢を追い続けた罰とは思わない

 それはこれから始まる新たな旅の密かな啓示


 彼は言った

「サラ、君は長い間まるで矢のようにずっと走り続けていた」と

 私は頷き

「私にだって道に立てないほどつらい時がある」

 と言った


 ソローのように森で一人で生きていけたら素晴らしいと思う

 〝生活でないものは拒み 死ぬ時に悔いのないよう生きるために〟

 でも一人で生きていけるほど

 私はそれほど強くない

 私の準備はできている

 あとは一緒に走るだけ



 私はハーレーに乗って

 はるか道を行く

 私はハーレーに乗って

 華やぐ未来へ





挿絵(By みてみん)

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