表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SARA  作者: ホーリン・ホーク
Revenge In The Barrel
12/34

12.RIVA

先住民リバ族の登場。

 時は十九世紀中頃。

 〝蜻蛉(せいれい)の一族〟と呼ばれるリバ族のゴールドハートは、その輝きに目を奪われ立ち尽くした。

 眼前に広がるのは赤い空に映える巨大な〝光の(ドラゴン)〟。



 祈祷師ヘルポレス婆の水晶に見た竜は本当だった。

「およそ百三十年の周期で星が輝き竜が現れ、奇跡をもたらす。それはわしらリバ族の言い伝え……わしらにしか見えん精霊じゃ。怖れず、身を委ね、その導きに従うのじゃ……」


 ゴールドハートは胸のリバ族の守護石セイレイを握りしめ、移動してゆく竜の後を追った。



 彼は病床にある妻に必ず帰ってくると言った。

 入っては二度と戻れないと言われる魔境、その先にあるものを手に入れるために。

 ――帰ったらまた外へ出よう。華やぐ高原を一緒に歩くんだ……。





 その場所は魔境、死の峡谷。

 やがて竜はシギシギと音を立て光を放ちながら、散った。

 はっと我に帰ったゴールドハートの目の前には伝説の湖が。

 〝聖なる生命の水〟を湛えた、シュガーラグーンが広がっていた。




挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ