七不思議攻略
それは今日も現れた。深淵のごとき影の奥から、ゆらりゆらりとにじりよってくる。大きな穴の空いた歪な顔を笑みの形に歪め、ポツリと言い放った。
「あそぼ」
それはまだその場にとどまっている。いきなり襲いかかって来ないのは、怪異なりの哲学があるためか。七不思議『カタメノフタツメ』は目の前の少年をじっと見つめる。
「なにして遊ぶ?」
怪異と相対する少年は、恐れを知らぬ様子で応じた。カタメノフタツメは人のそれではない、ギザギザの歯を見せて暗く笑う。
「鬼ごっこ」
「よし、俺とお前の一対一。三〇分逃げ切れば俺の勝ち。どうだ」
少年……洋は、すかさず鬼ごっこにルールを設定した。明確な勝ち負けを設定することで、カタメノフタツメの『人格』の存在を明らかにしようとしているのだ。
簡潔に言えば、「カタメノフタツメの鬼ごっこは彼女の意思によるものか、七不思議としての性質の表出に過ぎないのか」。洋はこれを調べるために彼女に『遊び』を挑みに来たのである。
「……?わかった。あたしがおにね?」
まだだ。この『わかった』が本当にわかっている証拠はどこにもない。実際に三〇分経てば鬼ごっこをやめてくれるのか。止めてくれたとして、「捕まえて閉じ込める」という性質は解除されるのか。それを確認しなければ、今回の目的は達成されない。
三〇分の、生死をかけた鬼ごっこが始まる。
「ところで、カタメノフタツメ。お前、二十メートルシャトルランって知ってるか?」
「ごー、ろーく、しーち」
「へえ、マイペースだな。お前は今、対カタメちゃん決戦兵器の名前を耳にしたんだぜ?」
「じゅう!あれ?にげないの?わざとつかまるのはつまらないよ?」
カタメノフタツメが動き出したその瞬間、洋は全力で駆け出した。それを見たカタメノフタツメは不敵に笑う。そうだ、逃げろ。すぐに終わってしまっては面白くない。追いかけて、追いかけられて、鬼ごっこは初めて遊びとして成立するのだ。
カタメノフタツメは壁に穴を浮かび上がらせる。彼女最大の特性。瞬間移動のためのゲートである。ゆっくりと、獲物を前に舌舐めずりをするかのように彼女はゆっくりとゲートに沈んで行く。
そこで、洋がピタリと動きを止めた。そして、待つこと五秒、近くにゲートが再出現したのを確認して、「カタメノフタツメが始めにゲートを設置した地点」に向かって走り出した。
約二〇秒かけて移動を完了したカタメノフタツメはキョロキョロと辺りを見回し、洋を発見する。自分が元いた場所に戻っていることは気に止めず、改めてゲートを展開する。洋は、ゲートの再出現を確認して同じようにゲートの設置点に走る。再度出現したカタメノフタツメも彼の行動の異質さに気づいたようで、「ん?」と首をかしげた。そして、再びゲートを展開する。
これは、約一〇分繰り返された。その間、同じ場所、一定の距離をひたすら往復し続ける洋はさながら『二十メートルシャトルラン』をしているようであった。
「完璧だな!これが、体力をなるべく温存しながら『カタメノフタツメ』を攻略するための作戦だ!」
「……」
しかし、ここでカタメノフタツメが動きを止めた。焦点が定まらない、ぼんやりとした表情で洋のことをじっと見つめた。
洋は、行動パターンの変化を察知し、注意深くカタメノフタツメを観察する。しかし、彼女は思いもよらぬ一言を口走った。
「つまんない」
「は?」
何と、システムが組まれているかのように繰り返されていた一連の動きを中断し、不満を口にしたのだ。
「すっごくつまんない」
「そうだな。鬼ごっことしては、俺も別に面白くはないぞ」
「ええ……?じゃあなんでやってるの?」
全くの正論である。何しろ、普通に逃げたところで、洋の運動能力があればまず捕まらない。彼の行いは「鬼ごっこ」をただただつまらなくしているだけの無駄な行いに過ぎない。
しかし、洋は目を輝かせてカタメノフタツメの反応に興味を示した。まさか、「つまらない遊び方をするとカタメノフタツメの方から遊びを中断してくる」とは思わなかった。
「おお、じゃあ止めるか!」
「やめるー」
カタメノフタツメは頬を膨らませて、ゲートの中に消えた。洋は不意打ちを警戒したが、その日は二度と、彼女が洋の前に姿を表すことはなかった。
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「……ということで、七不思議は確かに自分の意思を持って行動しているらしいな」
「やり方がえげつない!」
洋の発見に対する咲の感想は怒号から始まった。彼女は、記録係として京と一緒に洋とカタメノフタツメの応酬の一部始終を見ていた。
「カタメちゃんの顔見た!?最初笑顔だったのにだんだん眉が下がっていって、最終的に無表情になってたよ!」
「よく表情を見てるな!さすがだぞ、咲。まぁ、単純作業は精神を著しく磨耗するものだ。さもありなん、ってとこだろ」
「最後の方で私の方をチラッと見て、『さきちゃんとの、おにごっこは、とってもたのしかったのにな』って悲しそうに言ってたよ!聞いてた!?」
「お、しゃべり方似てる。なかなか良く観察してるじゃないか」
「鬼ごっこするって聞いてたのにシャトルランされたら誰だってガッカリするよ!洋はもっと相手の気持ちとか考えるべきだと思う!」
今回の実験は、咲の『カタメちゃんと友達になった』という証言を元に行われた。洋は友達になれるレベルの思考力や精神を七不思議が所有していることをその目で確認せずにはいられなかったのだ。
結果、七不思議にも心があるらしいことが判明した。小さな少女型七不思議の幼い精神を犠牲にしたものの、これまでの記録に残されていなかった重要な発見に至った。
「別に全ての七不思議にカタメノフタツメが持つような精神性があると証明された訳ではないが……。可能性は確かに示された。これより七不思議調査は七不思議と『仲良くなる』方針で進めていこうと思う」
「洋の今回の行動は明らかに仲良くなろうとしている相手へのものじゃなかったと思うよ?ね、京ちゃん」
「ん?……ん!」
突然話を振られた京は驚きのあと、特に話を理解しないまま肯定を示した。「ん」だけしか話さなくとも、意外と会話は成立するものであるが、今回の場合、京は話の流れを一切理解していない。会話の成立に必要なのは、結局のところ相互理解だということである。
「京。お前からは何かあるか?今回の実験について言いたいことがあればどんどん言ってくれ」
「ん?……んー?」
洋の質問に、京は考え込んでしまう。「ん」で答えられない質問が飛んできて戸惑っている様子だ。
「京ちゃん。今回の実験はどうだった?面白かった?」
「んっ……。んーん」
咲は、洋の質問をクローズドなものに変換した。咲からの助け船に京は素直に乗っかり、首を横に降って回答を示した。京も、今回の作戦は面白くないと感じたようだ。
「おおう。あんまり評判良くないな、今回。おっけ、次から気を付けるよ」
「そうして。できればあたしに相談とかしてよ」
「おう。京も、不思議パワー系には詳しそうだから、今度は皆で作戦決めような!」
「ん」
七不思議との邂逅から一日がたち、洋は「俺も七不思議見たい!」と駄々をこねた。「俺には、対カタメノフタツメの考えがあるんだ」などと宣いながら意気揚々と出現ポイントから少し離れた場所で待ち伏せした。
シラミズアキラの助言の通り、洋が近くにいない状態では時間ぴったりに出現した。それを確認した洋は目を輝かせて飛び出し、カタメノフタツメの反応を待った。
……『あそぼ』。これが、カタメノフタツメにとって不幸の言葉となった。洋はカタメノフタツメ対策に考えた『二十メートルシャトルラン作戦』でカタメノフタツメを撹乱し、戦意喪失させ、無駄な一五分間を浪費させることに成功したのである。
「てか、咲は大丈夫だったのか?ストレスで禿げてない?」
「禿げないよ!……大丈夫。全然怖く感じなかったよ。他のやつだったらわかんないけど、カタメちゃんはもう大丈夫」
咲は少し目を伏せながら言った。嘘はついていない。しかし、自分の内心をすべて語ったわけでもない。彼女は他の七不思議に出会ったとき、再び恐怖に呑まれるのではないかと不安に思っていた。
カタメノフタツメの外見は、そこそこ恐怖を煽るものになっている。小学校低学年の少女の姿をベースに、顔の半分に大きな穴を、もう半分に縦にならんだ二つの目を配置した顔をもつ。日が高いうちならともかく、深夜に道端などで会えば大人でも身をすくませることだろう。しかも、まず達成されないとはいえ、明確な殺傷行為を目的に行動し、正体不明の空間移動能力を持っている。
こんな存在がまだ沢山いる。その中には、もっと怖い見た目のものや、普通に自分達を殺そうとするものがいるかもしれない。そういったものに鉢合わせたとき、自分は正気を保てるだろうか。カタメノフタツメ相手に錯乱した咲には自信がなかった。
「そうか!まあ、一応資料には目を通しておいてくれな。あと、夜の調査は校長先生に許可貰ったから」
「いつのまに……そっか。やったね、京ちゃん」
「ん!」
咲の元気が目に見えて無くなってしまった。反面、京は腕を小さく上下に降って喜んでいる。表情が一切変わっていないのに加え、動きがゆっくりで単調なため、一見すると何かの儀式のようにも見える。
しかし、その動きもすぐに止め、京は咲を真っ赤な瞳でじっと見つめた。
「どうしたの?」
「さき、怖いの、や?」
京は確かに人とのコミュニケーションが苦手である。しかし、それは思いやりの心を持たないという意味ではない。言葉少なくとも、彼女は彼女なりに思考して言動を決定しているのである。
一方の咲は驚いて京を見た。実を言えば、彼女は自分の恐怖心を上手く隠しているつもりであったし、少なくとも京には気づかれまいと考えていた。
咲は、京にだけは心配をかけたくなかった。その性質ゆえに好印象の形成が難しく、性格ゆえに円滑なコミュニケーションが難しい京は友達づくりが大の苦手だ。そんな彼女の数少ない友達の一人として、自分は彼女の希望の障害にはなるまいと考えていた。
だから咲は、自分を押し殺して、普段通りの笑顔を張り付ける。
「大丈夫!だって、面白い友達ができるかもなんだよ。むしろ、楽しみなくらい!」
何度も言うが、嘘はついていない。そもそも、洋の資料が有効に活用できそうなことがカタメノフタツメとの交流で証明された。かの怪異を基準に考えるならば、これからの調査もそこまでの危険はない。
それに、もし何かあれば、先生や洋と菊が何とかしてくれるだろう。自分が変な行動をとらない限りは、身の安全が十分保証されている。
「ん!」
「よーし、その意気だ。心をしっかり保って、俺の資料を熟読すれば危険なんて一つもない。敵を知り、己を知らば……って奴だな」
「七不思議は敵じゃないんでしょ?」
「確かに。まあ、七不思議に限らず、相手を知るってのは良い関係を築く上で必要不可欠だ。備えあればなんとやら。しっかり備えて七不思議調査に挑むぞ!」
「おー!」と三人の声が重なる。どうあれ、七不思議調査の進行は現在好調なのである。
職員室にて、ある年若い教諭が教頭に詰め寄っていた。
「何故、七不思議調査を続けさせているのですか!大村咲の件で危険性は十分に見とめられたはずです!」
この教諭は、『でぃぷ・らーくな』の活動が未だ続けられていることが不服なようである。いや、彼の意見ももっともであろう。その被害は咲自身の特性による部分が大きかったとはいえ、七不思議と呼ばれる存在に子どもたちが危害を加えられたのは事実なのだから。
しかし、教頭はその意見を大笑いで以て受け止めた。若い教諭は、それがいかにも不服だったようで、眉間のしわを深めた。
「私は本気で聞いているのです!」
「誰もふざけてるとは思ってないよ」
教頭は一切悪びれる様子を見せない。煙草のヤニで黄色く色づいた歯を見せながら、口調だけ少し真面目な様子で彼は目の前の若者に尋ねた。
「危険が、子どもの興味を押さえつける理由になると思うか?」
「は?」
「怪我することは悪いことか?病院送りは憂慮すべきことか?」
「当然じゃないですか!」
「俺は、そうは思わないね」
教頭は、一冊の冊子を取り出した。洋の作った「改訂版」パンフレットである。
「傷つくなら傷つけばいい。苦しむなら苦しめばいい。死にさえしなければ、それは全部経験に昇華される」
「何かあってからでは遅いんですよ!」
「七不思議は、どうやら本気で殺しに来る事はないらしいぞ。『何か』なんざ大したことはない」
「子どもの作った資料を鵜呑みにする気ですか!それだけじゃない。彼女のように、心に傷を受けることだって有り得る」
教頭は大きなため息をついた。そして、口調だけでなく表情も少し真面目な風に変えた。
「子どもの力を馬鹿にするな。あいつらは……耐久力はないが回復力は存外高い」
「どういうことですか」
「継続する苦しみには弱いが、瞬間的な苦悩には強いんだよ」
教頭は心配するな、と語った。彼にとって、子どもが苦しむことは決して悪いことではなかった。むしろ、学校にいる間は幾らでも苦しんでほしい、悩んでほしいとすら思っていた。子ども達がいつも笑っていられる学校など、彼は最初から目指していないのだった。
優しく、若い教諭は納得できなかった。万が一のことはどんな時も起こりうる。少しの傷が後に取り返しのつかない苦痛に繋がる例などごまんとある。しかし、そんな彼の憂慮を、教頭は鼻で笑って見せた。
「……いい機会だ、教えてやる。そういう小さい傷からでかい傷を作り出しちまうことを何て言うのか知ってるか?」
「はい?」
「教育の失敗って言うんだよ」
子どもが傷を負うことは問題ないと教頭は言う。問題があるとすれば、『教師がそれを支えられないことだ』と強く語る。
「仕事をさぼっちゃいけねえな。公務員の義務をお前は言えるか?職務専念っての、あっただろ。自分達の仕事を減らすために、子どもたちに我慢を強いるのは、絶対にやっちゃならないサボリだと思わないかい」
教頭は、司の時間外労働を記した資料を手にする。そして、それまでほとんど崩すことの無かった笑顔を遂に曇らせて見せた。
「とは言え、それには多大な時間と精神力を使うわけだよ。管理職としちゃ、この頑張り屋の若手を潰しちまいそうなことの方が心配でならねえな」
結局のところ、教頭は『でぃぷ・らーくな』の活動を継続する判断を翻すことはなかった。若手は納得したのか、これ以上は無駄と判断したのかは分からないが、ただ「失礼しました」といって自分の仕事に戻った。
教頭は手にしていた書類にかかれた『日丸司』の字を見ながら「ふむ」と鼻をならした。さっき口にした心配は、教頭の本心である。決して、その場しのぎの口八丁などではない。
いくら子どものやる気を尊重するのが仕事とは言え、あの四人……好奇心の擬人化、都合の良すぎる優等生、未熟なる核爆弾、国を統べる神童という個性の暴力で構成されたクラブを一人でやり繰りするなどまだまだ未熟な教師である彼女には荷が重い話だ。裏で神童や養護教諭が補佐しているとはいえ、正式な顧問が一人しかいないのは変わりない。
「もう一人くらい、顧問をつけなきゃならんよなぁ。魔王がいるんだ、魔術に精通した貴族の教諭が必要だろう」
しかし、貴族教諭は大半が魔術関係のクラブを担当し、残っている職員などいない。来年度は貴族の教員を増やさねば、などと考えながら今年度をしのぐ方法を考える。
「校内パトロール終了ー。」
能天気な声を職員室に響かせたのは『警備教諭』一三五十次郎。教科指導を行わない、特別に設置される職員の一人である。たまに、「保健体育」の時間を借りて護身術などの授業を行うことはあるが。
彼は警備という仕事柄、基本的にはクラブ指導には入らない。つまり、フリー。その上、攻撃魔術を行使することができる上級の貴族でもある。
「……」
「ん、教頭先生。どうかしました?また俺の髪の毛跳ねてます?」
「それはいつものことだが……いや、今は置いておこう。キミ、クラブ顧問を持つ気は無いか?」
「おっと、面倒ごとの予感」
齢37歳の男、この年になって初めての役割を押し付けられそうになり、苦い顔を見せた。悲しいかな、この年齢の労働者に我が儘は許されない。できないことでもやることになるだろう。
「せめて、体験入部させてもらっても?」
身長175センチ、大の大人による小さな抵抗であった。教頭は笑ってそれを了承した。
「どの部活です?」
「でぃぷらーくな……とかいうクラブだよ」
教頭は、公文書に記された『挑戦クラブ』とはあえて呼ばなかった。すると、当然のようにクラブの実態は不明なものとなってしまう。いや、『挑戦クラブ』でもその実態がわかることは何のだが。
「なんですかい、それ」
当然の質問に、教頭は手にしていた公文書を差し出すことで答えた。それを一読した十次郎は思わず顔を嫌そうに歪めた。
「なんですかい、これ」
結局活動内容は不明のまま、この小学校に置いて扱いの難しい連中が揃ったクラブであるということだけがわかった。
先程も言ったが、既に彼は我が儘を言える歳ではない。ため息を一つついて、苦笑いを浮かべながらぼやいた。
「後13年早く言ってくれませんかね。そうしたら断っていましたよ」
「13年前にこのクラブねぇからなぁ」
二人は互いに、小さな笑いを、それぞれ異なる意味で漏らした。丁度、太陽は沈みきり、夜が始まろうとする時間であった。
一三五が自分の仕事に戻って暫くあと、年配の教師が教頭に声をかけた。
「で、実際のところ大丈夫なんですか?保護者対応とか」
現状を鋭く把握しているベテラン教諭が事例報告書をチラ見しながら、気さくに教頭に問いかける。教頭も不適な笑みを崩さないまま、それに応えて見せた。
「大丈夫なわけないだろ。このままいけば、ワンチャン懲戒免職あるぞこれ」
教育関係の管理職から出たとは思えない衝撃的な発言であったが、老教師は驚くどころかむしろ、「そりゃそうでしょうよ」と白いあごひげをクリクリと弄りながら首肯した。
「メッチャ残念でなりません。懲戒祝いは何にします?牢にちなんで歳の数のロウソクなんていかがですか」
「なんだよ懲戒祝いって。しかも歳の数……四九かよ!?縁起でもねえ」
「四んで九たばるまでお勤めご苦労様Death」
「ハッ、老と即たあジジィらしい贈り物だ。こいつは礼に経文の練習をしとかなきゃなんねえな!」
最新のスマートフォンをタプタプしながら、ブラックジョークをかます六二歳と真っ向から受けてたつ四九歳。このような馬鹿みたいなやり取りをしながら、彼らは教育界隈でも一目置かれている男たちだと言うのだから、わからないものである。
Tips カタメノフタツメ
・空間に穴を明け、移動することができる。ただし、その移動モーションは異常に長く、移動完了後に言葉を発するため不意打ちにはまずならない。
・対話は可能だがコツが必要。世間話をしたいならばとある条件を満たす必要がある。
・見た目によらず、天真爛漫な性格。愛用の釘抜きを手にすると性格が凶暴で理性のタカが外れたものに変化する。ただし、身体能力は著しく落ちる。