学園長とノアと
なんとか書ける時間が取れています。
来年までがんばるので応援お願いします。
学園長室の前に着くとマリアは扉をノックする。
普通の扉をノックしたが扉は動かず右側の壁が開いた。
マリアが何も言わないのでシオンも何も言わずについていく。
すぐに上りの螺旋階段となり二人はひたすら上った。
かなり高いところまで行くとそこにはまた扉が現れた。
マリアはノックすると扉が開き中に入ったのでシオンもついていく。
「学園長連れてきました」
とマリアが言うが学園長の姿はない。
マリアは舌打ちをするとシオンの方を向く。
「学園長は不在のようなのでもう帰りましょう」
そう笑顔で言うとシオンの肩をもち元来た道を戻り始めた。
すると天井の方から声が聞こえた。
「ごめんなさい、少し遊んでみただけだから帰らないで」
ズドンという重い音とともに一人の男が立っていた。
「学園長いらしたのですか」
と白々しく答えるマリアに校長は少し悲しそうな顔をしていた。
その時シオンは気が付いた。
「あなたはあの時の……」
「おっとそれ以上は言わなくてもいいんだぜ。 そう私が学園長だ。 そして彼女は秘書のマリア」
「でもマリアさんは敵だと」
「ええ敵よ。 給料を少ししかくれないの。 あなたをスカウトしたからまた少し給料が増えるわね」
「それはまだわからないぞ。 テストがあるのだからな」
と学園長はなぜか嬉しそうに言った。
「テストですか?」
「そう。 今回のテストは……なににしようかな」
というと学園長は自分のデスクに行き椅子に座ると引き出しを開け始めた。
「テストとは考えたわね」
と小声で言うマリアと引き出しを漁っている学園長に挟まれてシオンはテストのことを考えると一人緊張した。
読んでいただきありがとうございます。
これからがんばります