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シオサイ戦記  作者: 松田 飛呂
体育祭
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体育祭6

ーー午後の競技、障害物競走から始めます。


アナウンスが流れると花子をみんなで見送る。


しかしすぐに戻ってくる。


「今年からサポートメンバーをつけてもいいんですって」


ナオキが立ち上がる。


「俺が行くよ」


2人は歩いていく。




ーー今年の障害物は巨大迷路です。 ではスタート位置を選んでください。


ナオキと花子は一番自分たちの席に近い場所を選ぶ。



ーーそれではヨーイスタート。



2人は迷路の中に入っていく。


しばらく進むがずっと一直線である。


「これゴールまで行けるのかしら?」


「いやぁ、そこまで簡単ではないだろ」


更に進むと地下につながる階段があるだけの行き止まりにたどり着いた。


「降ります?」


「あ……あぁ、行こう」


2人は地下に降りていく。


地下はうっすらと灯りがついているかのように明るく何とか歩けた。


地下はちゃんと迷路になっていて2人は迷いながらも少しずつ進んでいく。


すると扉が現れた。


「扉か……まぁ行くしかないか」


ナオキが扉に手をかけると扉は開いた。


2人が中に入ると闘技場みたいな場所に出た。


「今年は闘いね」


花子は落ちていた棒を拾い上げる。


しばらく待つと反対側から生徒たちが現れた。


更にナオキと花子が出てきた穴からも生徒が現れる。


どうやら全員がここにたどり着くみたいだ。


全員が入ると入り口の扉にロックがかかる音がした。


「来るぞ」


ナオキが言うと空からミノタウルスが10体降ってきた。


花子は木の棒のムチを振り回しミノタウルスを攻撃する。


他の生徒達も攻撃するがまったく効果が無いようだ。


ナオキはミノタウルスの足元に滑り込むと通り抜け背中から頭に飛び乗る。


渾身の力で頭を殴るが全く効果が無いようです足を持たれると振り回されるそのまま吹き飛ばされた。


花子は間合いを取ると観察する事にした。


「あれは……ロボット?」


花子は微妙な関節の動きなどから推測する。


ムチで落ちている小石を拾い上げるとそのまま関節に向けて飛ばす。


うまく隙間に入ったようで右手の動きが止まる。


イケる、そう思った時背後に殺気を感じ動きが止まる。


他の生徒も同様に止まりミノタウルスだが殺気の方に歩き始める。


壁がヘコんだところからナオキは出てくるとゆっくりと歩き始めた。


「お前ら、俺の殺気にも怯まないか……」


「会長、ミノタウルスはロボットです」


何とか声を出して花子は伝える。


「そうか、それなら納得だ」


ナオキの体が光ったと思ったら既にミノタウルスを超え反対の壁際に座っていた。


「チェックメイト」


ナオキが指を鳴らすとミノタウルス達は倒れた。


花子が近寄り覗き込むとお腹の所に穴が空いていた。


「すごい……」


ナオキが近寄ってくる。


「少しやりすぎたかな」


笑顔で言うナオキはどこからどう見てもさっきの人とは別人の様に優しく見えた。

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