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ヒロインはだれ?
シオン達は早目にファミレスを出る。
「凍った人たち大丈夫ですかね?」
「大丈夫よ。 今頃溶けているわ」
カエデが言いながらシオンに近づく。
シオンはカエデがいい香りがするのに気がつくくらい側に寄っていた。
「カエデさん……近いです」
シオンは顔を真っ赤にさせながら言うと少し離れる。
しかし一歩間を空けようとしたら壁のような物にぶつかった。
シオンは跳ね返されてカエデを押し倒す様に倒れた。
「ごめんなさい」
シオンが起き上がろうとするとカエデは顔を真っ赤にさせていた。
シオンはカエデを起き上がらせると頭 を下げる。
「謝らなくていいよ。 私平気だから」
モジモジしながらカエデが答える。
「…………」
何も言わずノアは2人をじっと見ている。
「私こっちだから。 じゃあね」
カエデは小走りで帰って行く。
「あ、俺も向こうだからまたな」
ナオキもカエデの方に歩いて行った。
シオンが挨拶する間もなく2人は帰って行った。
「帰ろ……」
ノアが言うのでシオンも歩き始める。
「さっきはごめんね……少し広げすぎた……」
「やっぱりノアさんの力だったんですね」
「わかったの?」
「なんとなくですけど……」
「……そう」
少しノアの口元が緩んで見える。
シオンはノアの顔を見ることが出来なかったので気がついてはいなかった。
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