お礼
カエデが玄関の扉を開けるとノアが立っていた。
「お姉……様?」
「ここにみんないるって聞いて……」
「さぁお上がり下さい。 汚いところですがどうぞ」
シオンの部屋にノアを上げた。
「よくここがわかったね」
ナオキが言うとノアは頷く。
空いている場所がシオンの横だったので隣に座った。
「シオン君どきなさい。 お姉様の横に座るなんて100年早いわよ」
「え? あ……すいません。 どきます」
と言うとナオキの横に座る。
カエデは頷きながらシオンが座っていた場所に座る。
シオンの真正面をキープしたまま隣にはノアというシチュエーションに酔いしれていた。
「ノアさん何か用事でしたか?」
「後でいい」
「話を戻していいかな? 今後ケンが攻めてきたり街で絡んできた時はなるべく攻撃をしないほうがいい」
「私の攻撃だと威力が上がりやすいみたい。 だから攻撃出来ないの……」
ノアが申し訳なさそうに言う。
「そうですか……倒す方法は無いんですか?」
「俺たちにはないだろうね。 彼が間違いなく最強だ」
ナオキが諦めたような顔つきをしていた。
そこからは沈黙が続いた。
しばらくするとノアが立ち上がりシオンを呼ぶ。
シオンは言われるがままに玄関を出るとノアは学園を見ていた。
「どうしました?」
「……ありがと」
それだけ言うとノアは自分の部屋に帰っていった。
シオンは頭がボーッとしてその場で立ち尽くしていた。
「ねぇどうしたの?」
後ろからカエデに声を掛けられてようやく正気に戻る。
「あ、いえ……」
「私達帰るね。 また明日会いましょう」
と言うと2人は帰って行く。
シオンは自分の部屋に入って鍵をかけた。
部屋の中でシオンはニヤケていた。
しかしすぐにその笑顔は消え去った。
マリアが部屋の中で待っていた。
読んでいただきましたありがとうございます。
自分に能力があるなら欲しい能力はやはり病気を治す能力ですね。
病気になってわかる。
お金も大事だけど健康が一番大事だと……そういいながらお菓子を食べてしまう今日この頃。。。




