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シオン死す
男たちはシオンの動きが止まったので蹴るのをやめた。
「死んだか?」
「俺たちが殺したとバレたら副会長に殺されるぞ」
遠くで見ていたクロは驚きのあまり立ち尽くしていた。
その時階段を軽やかに降りてくる足音が聞こえた。
男たちが振り向くとカエデが鼻歌を歌いながら降りてきた。
男たちは慌ててシオンを隠すとカエデが通り過ぎるのを黙って見ていた。
しかしクロがカエデを見つけるとすぐに前に移動し土下座した。
「すいません。 本当にすいません」
「え? なに?」
男たちは慌ててクロに駆け寄ると口を押さえて話出来ないようにした。
しかしカエデが振り向いた事で全ての事が見えてしまった。
「シオン……くん」
カエデがその場で座り込むと涙を流した。
男たちはどうしていいか分からず逃げ出そうとするもの、シオンを隠そうとするもの、カエデに攻撃しようとするものが現れた。
しかし全ての男たちは動く事が出来なくなった。
まるで蜘蛛の巣にかかった獲物の様に。
なにが起こったのか誰にも理解出来ずお互いを声で呼び合ったりした。
お互いの無事が確認できると逃れようとそれぞれにもがき始めた。
頑張りました。
よろしくお願いします




