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お喋り
2日ほど家で過ごした。
勝てないのは悔しいが自分の力も少し分かった気がした。
「能力を出し続けなくてはいけないのか……油断したから能力が切れた訳か……」
そして体に力が入る様になってきた。
シオンは動けるようになるとノアの部屋を訪ねた。
「はい」
「あの、この間は助けていただいてありがとうございます」
「あれは合成人間なのよ。 生徒会ですら手を焼く相手なの」
「はい、すいません……」
「でもよく戦ったわ。 まぁ勝ててないけどね……」
シオンは心にダメージを負った。
「マリアさんから聞きました。 ノアさんが助けてくれたんだと……倒せたのですか?」
「えぇ……たまたまよ」
「それでも凄いです」
「ありがと。 それよりも次の試験は? 失格になっていないわよね?」
「はい、次は生徒会のリングを集める事です」
今日は良く話をしてくれる、そんな事を考えながらシオンは答えるとノアは何も言わずに扉を閉めようとした。
「ちょっと待ってください」
慌てて扉を止める。
ノアはただシオンの顔を見ている。
「あの、ノアさんと戦おうなんて思っていません。 ただリングを貸していただけたら……」
「残りの3人から貰えたら考えてあげる」
そう言うと扉を閉めた。
シオンは肩を落としながら学園に向かった。
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