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誤算!
シオンは男に向かって走り出し相手の攻撃をかわすと鉄パイプで殴りつける。
しかし相手にダメージがある訳でもなく鉄パイプを掴むと外に投げ飛ばされた。
さらに男も飛び出してシオンを地面に叩きつけようとする。
シオンは体をひねらせると男の上に乗り鉄パイプを胸のところに押し当てると力を込めた。
地面が揺れ轟音が響き渡る。
シオンがよろめきながら立ち上がると男を見た。
男の胸には鉄パイプがしっかりと刺さっていた。
「よし、勝った」
シオンは言うとそのまま倒れ気を失った。
しばらくして男は腕を伸ばし鉄パイプを抜き立ち上がる。
「なかなかやるな。 だがお前の負けだ」
男が鉄パイプをシオンの顔目掛けて振り下ろすが途中で止まった。
「誰だ?」
男が言うとノアが歩いてきた。
「お前さっきも居たな。 相手してやるよ」
ノアは何も言わずに近付きおとこの横を通り過ぎると手には鉄パイプを持っていた。
「何故……動けない……」
「あなたに説明する気もないわ」
ノアが鉄パイプを空中に置いた。
そしてドリルの様に回転させると少し押した。
目にも止まらぬ速さで男を突き抜けるとどこかに消えてしまった。
その時先程まで戦っていた部屋が崩れ落ちた。
「あなたは柱を狙っていたのね」
倒れているシオンに話しかけた。
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