ノッポさんとおチビさん
ビルの正面から少し離れたところで一度止まり様子を見る。
「入り口におもいっきり見張りが2人いますけれど……」
「弱そうだから試験に使う?」
カエデが遠慮しながら聞く。
「僕が勝てるでしょうか?」
ノアは黙っている。
「彼らは多分能力使えないと思うけれど……不安なら1人倒すわよ?」
シオンはカエデの言葉に少し恥ずかしくなった。
「大丈夫です。 やってみます」
シオンは1人進み見張りの前まで来た。
「小僧、ここはスラムだ。 さっさとお家に帰りな」
左のデカイ男が言う。
右の男はチビだ。
「俺たちに用があるのか?」
チビも言う。
シオンは何と返していいのかも分からないので少し考えていた。
するとシオンの真横を何かが通り過ぎた。
「な……」
「ちょっと電気がかすっただけだ。 ほら、危ないから帰れ」
デカイ男は電気を操るらしい。
シオンは一歩後ずさり止まった。
するとさっきまで立っていたところにつららが突き刺さっていた。
「避けられちまったか。 まぁいい怪しいから相手してやるよ」
2人は一歩前に進む。
シオンは何故か負ける気がしなかった。
次の攻撃は電気と氷が飛んで来た。
シオンはしゃがんで避けるとそのまま前に跳ぶが相手の姿はもうなかった。
「後ろだよ」
シオンが振り返ると同時に体に電気が走りシオンは倒れた。
「ただの雑魚かよ」
つららがシオンの真上に3本見えた。
しかし体を動かすことができない。
つららがゆっくりと上に上がり小さい男が手を振り下ろすとシオンめがけて飛んで来た。
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