説明会
そろそろ能力バトルが始まって欲しいです。
ノアと共に店を出るとマリアの元へ向かって歩く。
シオンはノアの後ろをついて行くが歩くのがノアは歩くのが早い。
身長はこちらの方が高いはずなのに早足で歩くシオンは息が切れ始めた。
ノアは後ろで荒い息をしているシオンに気を使いかなりスピードを落とすがそれでもシオンは早足である。
通りを抜けマリアが目に付いた。
ノアが近付くとマリアはすぐに気がついて微笑んだ。
マリアはノアの後ろで死にそうな顔をしているシオンを見てクスクス笑った。
「シオン君、とても歩くのが遅いのね」
「ノアさんが早すぎるんです。 よく疲れないですね」
息を切らせながらなんとか答える。
「ノアちゃんのお尻ばかり追いかけていたのね。 変態ね。 さぁ帰りましょう」
シオンが否定する頃にはエレベーターの前だった。
「本当に見ていませんからね」
シオンはノアに何度も言うがノアは興味がなさそうな顔をしていた。
「さぁ早く行くわよ。 ノアちゃんの側から離れないでね」
とマリアは言うとノアを先頭に歩き始めた。
すぐに学校の中に入ったが誰もこちらには気付いていない様な気がした。
更に進むと階段を上がる。
「学園長の部屋に行ってね」
ノアは頷くとゆっくりと歩いてくれている。
学園長室に入るとノアは離れて立った。
「学園長、いますか?」
マリアが声を掛けるとどこからか声が聞こえた。
「フフフフフ、今日はどこにいるかわからないであろう」
「ノアちゃん。 やりなさい」
とにこりと言う。
「はい」
とノアは返事をすると右手を上にあげる。
何も起こらないとシオンはじっと見ているとノアは何かを感じソファの下を指差した。
「ありがとう。 さぁ死刑執行の時間です」
とマリアは笑顔で言いながらゆっくり近づく。
その時ソファがガタガタ音を立てて学園長が出ようとするが何故か動かない。
「あれ? おかしいぞ。 なんか重い。 た……助けてください」
最後は悲鳴の様な声であった。
「もう二度としないと誓ってください」
「はい、誓います」
「給料を増やしなさい」
「いや……それは……」
「ノアちゃんもっと強く押さえてくれる?」
「すいません。 増やします」
「そう? ならいいわよ。 ノアちゃんもういいわよ」
すると学園長がソファを持ち上げて震えながら出てきた。
「隠れてごめんなさい」
土下座をする学園長を見てマリアは満足げであった。
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