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金色のカード
まだ続きます。
朝シオンが目覚めると自分のベッドの上であった。
マリアのあの言葉は本当にその気にさせられてしまった。
「恥ずかしい」
シオンは呟くと起き上がり顔を洗いに行く。
ーー家具家電付いててありがとう!
そんなCMを思い出しながらも顔を洗う。
朝は何を食べようかと思い冷蔵庫を開けてみるが空っぽであった。
その時インターフォンが鳴り響いた。
「はい」
と言いながらシオンは慌てて扉まで行くと鍵を開ける。
するとそこにはビシッとスーツを着こなすマリアとノアが立っていた。
「何してるの? 朝ごはん食べに行くわよ」
マリアに言われ頷くと2人の後ろをついてエレベーターに乗り込む。
「何が食べたい?」
シオンは何も言えずにマリアの顔を見た。
「優柔不断の男は私とノアちゃんに嫌われるわよ」
と言いながら2人の肩に手を当てる。
すると人通りの無い路地に出た。
「お金は必要ないから、このカードを見せてね」
そういうとシオンに金色のカードを渡した。
「これは?」
「これはお金の代わり。 マナを支払わなくてはいけないけれどシオンはまだ持っていないから私がご馳走してあげる」
「ありがとうございます」
シオンは金色のカードを見つめた後何を食べようか辺りを見回した。
読んでいただきありがとうございます。
今日は雨です。




