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心のきれいなハチドリのよう

作者:

喉元をさらせて

ハチドリ


心のきれいな 遠目からの それ

くるりと曲線を描く それ


シルエットの向こうに バルコニーと青くかすむ美しい川と

腕時計と


ゆれる風


軽やかに風に乗るようにまるで妖精

羽で浮き上がるように

小柄の少女が浮き上がる 美しい跳躍 そのまま


のびやかに肩甲骨のあたりからばさりと柔らかくひろがる 翼 色鮮やかな羽が


そのような幻さえみせられてしまう


魅せられて


彼女の薄ピンク色のトゥシューズを のびやかな足 まるで水面から音もなく 飛び立つ寸前のような 重さを感じない跳躍


のびやかな肩甲骨と筋肉の躍動が


そのまま上に吸い上げられているかのような錯覚を生み出す


のびやかな腕と肩甲骨の筋肉の躍動


朝日の少し薄青いそれに 差す日と もやのように霞む やわらかなベールのような右上の天窓から差し込む一筋の光が すぅっと 少女をぼんやり浮き上がらせる


まるでそこにそれがあるかのように


彼女は彼の入れられた 鳥かごを掲げ そこから彼を外に放とうとする


そして目を見開いた彼女は絶望のあまり鳥かごを胸に抱くのだ


命の灯が消えた日


薄青いシルエットが動作が様々な彼女の感情の移り変わりと情景を描写する

彼女が紡ぎだす物語はクライマックスに向けて続く


それは人形のように

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