「電車の中で」
作者 紺屋亮太
電車のなかで
隣に乳母車に赤ちゃん連れた母親が居ました
疲れた顔を僕がしていたので
赤ちゃんがこっちを見たのです
「何しんどそうな顔しとんねんお前ショボいなぁ」
そう言われたように感じ、僕は電車を降りるとき、その赤ちゃんを睨み付けました。、赤ちゃんも負けずに見つめます。
僕は負けてしまいこう呟いて電車を降りました。
「なんやねん、何か文句あんのか、ちくしょう」
僕は今日赤ちゃんに負けました。
その赤ちゃんは
最終戦争を起こせる目をしていた。
僕にその感覚はもうない。