表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/36

2. 湿布のにおい

「0. はじめに──とか書いとく?」で散々予防線張っておきながら「1. 書くということ」は案外真面目な内容でしたね。拍子抜けでしたでしょうか。


 ええ、私、基本、真面目なんです。十代の頃とか「真面目だよね~」って言われるのがものすごく嫌でした。だって「よくやるよね~」って聞こえちゃったんですもの。

 なんかね~、歳を重ねるほどにくだけていきますね。最初にこのカチカチの真面目の殻を破ったのは当時の彼氏だったなぁと今思い出しましたよ。

 私は自他ともに認めるマイペース人間ではあるので、身内や友達の影響ってそれほど受けないんです。なのにどういうわけか彼氏の影響力がハンパない。彼色にべったり染まってしまいます。いい相手と巡り合わないと大変なことになりますね、これ。手遅れかもしれませんけど。ってか、手遅れですね、完全に。


 えっと、なんの話をするんでしたっけ?

 ああ、湿布のにおいですね。400文字近くになってようやく出てきました。

 下手すると本編の方が短くなるかもしれませんね。そんなに熱く語るものでもないですし。だって、湿布のにおいですもの。


 さて、その湿布のにおい。なんでみんな臭いって言うんですか?! いいにおいなのにぃ~!


 幼いころから好きです。親が湿布を貼った時には粘着面についていたセロハンをもらってはクンクンしておりました。

 私の記憶が確かならば母も弟もやっていました。


 なので、小学校で捻挫をした子が湿布を貼ってきたりするとひそかにうっとりとしたものです。

 けれども驚くべきことに、同級生たちはその捻挫の子に向かって「おまえ、くっせー!」と言うではありませんか。

 衝撃でした。おそらくその捻挫の子よりも私の方がショックを受けていたのではないでしょうか。あ、すみません、それは言い過ぎですね。でもそれくらいの衝撃だったのですよ。なんとも思わないものを他人が嫌いでもそんなもんかと思いますが、好きなものを他人が嫌いだとさすがに驚きます。人それぞれとはいえ、びっくりです。


 ちなみに母や弟は新鮮な(?)湿布のにおいは好きだけど、他人が貼っている湿布のにおいは嫌いだと言っていましたっけ。なんじゃそりゃ。おんなじにおいでしょうに。


 いまだに湿布のにおいのどこが不快なのかさっぱりわかりません。


 そして残念なことに近頃の湿布はにおいがおさえられているのですね。寂しいです。

 さらに残念なことに私は湿布でかぶれやすく、貼ることができません。悲しいです。


 あのにおい、もうずいぶんと長い間嗅いでいない気がします。どなたか湿布を貼られた際にはぜひ私にクンクンさせてください。





前振り400文字に対し、本編600文字でした。バランスがおかしい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ