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22. 年上女性、年下男性

※今回は久しぶりだったせいか、なんか真面目です。ハイテンションを期待していた方には申し訳ないです(そんな人いるのか?)

 お久しぶりです。まだちゃんと連載していますよ。


 ねえ、誰か気付きました? 気付くはずないですよね。私も偶然気付いたくらいですもの。

 このエッセイ、今日で連載から一年ですって! 特に書く予定はなかったのですが、ちょうど一年と知ってしまったからには書くしかないと思いまして。


 でもまだこの時点でもなにを書くか決まっていません。

 好きなものはいくつか思い浮かぶのですが、どれも偏っている気がして。それで過去の好きなもの21個のタイトルを眺めていたのですが、人に関するものが多いですねぇ。人見知りですし、職探しするときだって極力人と接することのない仕事を選ぶ傾向があるので、特に人間好きではないと思っていたのですが、人間嫌いかといったらけしてそうではないのですよ。でね、よくよく考えたら、やっぱり人間好きなんじゃないかって気がしてきました。


 ということで、今回の「だって好きなんだもん!」は「人間」にします! と思ったんだけど、タイトルに並んだところを思い浮かべると、なんか浮いていますよね。なんていうかちょっと気持ち悪くないですか? わかります? グロいというのとはちょっと違うんだけど、ほら、なんか、こう、生っぽいっていうか。ぬいぐるみは可愛いけど、人形は怖い、みたいな。う~ん。伝わらないかなぁ。まあいいや。


 じゃあねぇ、こうしましょう。年上女性、年下男性。これでいきます。


 年齢や性別で区別するのってどうよ? とも思いますが、人をカテゴライズする意図はありませんので、ゆるっとした感じでとらえてくださいませ。どうせもともとゆるっとしたエッセイですしね。


 年上女性と年下男性というのは、私基準です。これはね~、好きというか、縁があるといった方が近いかもしれません。子供時代から現在に至るまで、ある程度親しくなる女性は大抵年上で、男性は大抵年下なのです。

 長く続いている友人は多くないし、みんな同い年の女性なのですが、彼女たちを除くと、年上女性と年下男性ばかりだなあと。

 まあ、中には親より年上の男性とかすごくよくしてくださいましたが、友情に似ていてもやっぱどこか違いますよね。そんな親より年上のおじさまをちゃん付けで呼んだりしておいて言うことじゃないんですけど。


 てなわけで、年上女性と年下男性ですよ。

 なんでそういう人たちと親しくなる傾向があるのかな~って考えてみました。それって当然ながら好きだから親しくなるわけで。意識していなかったけど、きっと共通点があるんじゃないかと思うんですよ。


 でね、この年上だの年下だのって、年齢的なものだけじゃなくて、性格的なものなのかなと思いました。多くの場合、年齢と一致しているとは思うのですが、年下なのにお姉さんっぽい人とか、年上なのに少年っぽい人とかいるじゃないですか。そういう人は、実年齢に関係なく親しかったりするのですよ。あまり多くはないですけどね。

 大抵の人は、年上は年上らしいし、年下は年下らしい気がします。とはいえ、この歳になるとそんなに年齢差って気にならないですが。でもそれじゃあ話が終わってしまうので。


 う~ん。もしかしたら、幼少期の環境が影響しているのかな。


 父方の親戚は遠かったので、付き合いのあるのはもっぱら母方の親戚でした。で、母方では私が初孫だったのですね。まわりは大人ばかり。そのせいか、かなりこまっしゃくれた子供だったようですよ。初孫あるあるかもしれませんね。

 そんな環境なので、まず甘えるとか頼るとかの見本がいない。大人だから自立していますからね。母曰く、私は駄々をこねたこともなければ、痛い辛いで泣いたこともないそうです。当然おねだりもしたことがありません。そういう感情が発生した記憶がないですね。

 周りも子供の扱いは初めてだから、私を子供扱いしていなかったというのもあるかもしれません。


 たぶんそのせいだと思うのですが、幼稚園に通い始めてびっくりしたのですよ。なぜみんなそんなにわがままなの!? って。なぜすぐ怒る!? なぜすぐ泣く!? って。だって、それじゃあ相手に伝えたいことが伝わらないでしょうに。未知の生物みたいで怖かったです。苦手でした。それが子供なのにね。

 たぶん男の子も同じ状態だったはずなのですが、その印象は特に残っていません。弟がいたので、男の子はそういうものだと割り切っていたのだと思います。

 当時の私はそんな弟が苦手でしたが、今思えば、子供らしい子供でした。だから苦手だったのだとは思いますが。


 この感覚が今もどこかに残っているんじゃないかと思うんですよね。初めて親しく接した女の人(=親戚)は大人だった。初めて親しく接した男の子(=弟)は典型的な子供だった。私はそれに慣れた。だから、大人っぽい女性と子供っぽい男性とは接しやすいのではないかと。つまりは慣れですね。


 あれ? 今の、いろいろ語弊がありますね……。


 大人っぽい女性といっても、落ち着きがあるとか、頼りになるとかそういうことが必須条件なわけでもなくて。

 ……じゃあなんだ? あ、あれだ。私に頼ってこない。うん、たぶんそう。(いろいろ回想中……)うん、やっぱそれだ。


 語弊というなら、子供っぽい男性って方が問題あるような。褒め言葉じゃないよね、それ。せめて少年っぽいって言わなきゃいけなかったですね。

 ちなみに、弟のことは苦手でしたが(過去の話です。今はかなりいいおじさんなので平気)、扱いなれて……オホン、オホン。接し慣れているわけでして。


 あとね、私ね、いかにも男の人!みたいなのが怖いんだと思います。いい歳してなに乙女みたいなことを言ってるんだよ、って自分でも思いますけど、これ、ほかでちょろっと触れたこともあるのですが、トラウマみたいなもんかも。少しでも自分の父親を連想させる人と出会うと、でっかい壁をダンッ、ダンッ、ダンッ! って、これでもかってくらい建てちゃいます。

 今思えば、当時の父なんて子供っぽい大人だったのですが、私自身が子供でしたから、大人の男の人というのは恐怖と嫌悪の対象でしかありませんでした。


 だからきっといまだに人間的に大人な男性のことも魅力的に見えないんじゃないかな。「人間的に大人」というのは父とは正反対のはずなのに変だけど。そして、「人間的に大人」って、とても素敵な人のはずなんだけど。

 男の人は駄目なくらいがちょうどいいし、むしろ魅力的です。


 女性は大人で、男性は子供なのが付き合いやすいし、楽しいです。すごく偏見に満ちている自覚はあるけど、私の個人的趣味なんだから構わないでしょう。


 あ。もし、交流ある方が「え? 私は?」「俺は?」って思っても深く考えないでくださいね。交流がある時点で私にとって接しやすい方ということですから。だいいち、ここでの女性陣はほとんどが私より年下ですからね。ああ、なんておそろしい事実……


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