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16. 不精髭

 前回、終わりの方でこう言いました。

「この流れでほかにも話したいことを思いついたけど、なんか語りすぎた感じなので続きはまた今度。」

 というわけで、その話をします。


 あ。でもその前にちょっと弁解しておこうかな。


 これ、好きなものをしゃべりまくるエッセイなのですが、ちらほら男性の好みみたいなものも含まれていまして。いい歳した大人がなにキャアキャア言ってるんだよって不気味がられていたらどうしよう……なんて今更心配になりました。


 でもね、若い頃は(この言い方ってどうなのよ…)キャアキャア言える子ではなかったんです。「先輩かっこいい~」とか瞳をハート形に輝かせている女子を羨ましく思っているような子でした。好きな芸能人とかもいませんでしたしね。

 どこでどう変わったのか正確な時期は不明ですが、こんなのここ最近のことです。(注:大人の言う「ここ最近」はここ十年くらいを示していたりしますのでご了承くださいませ)


 この変化ってたぶんですね~、恋愛脳が退化しているんだと思います。素敵な男性との出会いなんてもう現実に求めていないですから、ファンタジーなんですよ。白馬に乗った王子さまなんです。だから今になってキャアキャア言ってしまうんですね~。妄想バンザイ!


 ……うん、なにを弁解したかったのかわからなくなったぞ! たぶんあれですね、浮ついた大人だと思われたくなかったんだな、あたし。


 さてと。保身のための前置きも済んだことですし、存分に語ります。

 なにを? ええ、タイトル通りです。不精髭について。


 前回の「濃い顔」について話していて思いついたって言いましたよね。私好みの濃い顔のタイプってもしかして毛量多めかもしれないなぁと思いまして。今回、御髪については置いておきましょうか。いろいろ発言に気を付けなければいけないかもしれないので……。


 「濃い顔」でまつ毛や眉のことを言いましたが、それってずばり言っちゃうと毛深いってことじゃない? まあ、一概には言えないのかもしれませんが。腕や脛がツルツルなのに長いまつ毛としっかり眉の人もいましたし。ただ私の好みとしては毛深い方が好きです。


 そうそう、このエッセイをお読みくださっている方は私の言い回しに慣れてきたかと思いますが、サラッと褒め言葉らしからぬ表現で褒めます。だって女子会のノリだから。そんなもんよ、女子会って。結構毒舌。でしょ? 女性のみなさん? それともなに? 私の属する女子会に限ったことなのかしら?

 ま、いっか。そういうことで、ひとつよろしくお願いします。


 では、話戻しますね。


 近頃では男性も無駄毛処理とかするんですって? その方が清潔感があるのだとか。

 ええ、わかります。わかりますけど……そういうことを気にしない男性の方が好きです。

 まあねぇ~、不潔なのは問題外ですが、元々あるもののどこが不潔なのか私にはわかりません。


 っていうかね、(清潔な状態は大前提として)だらしないのが好きです。どのくらい好きかっていうとキュンとしちゃうくらい好きです。お風呂に向かう道々に洋服や靴下が道案内のように脱ぎ捨てられているのとか最高です。


 あれ? そうじゃない。その話じゃなかった。


 なかなか先に進みませんが、行き着くところはちゃんと不精髭です。ご安心くださいませ。


 不思議なことにファッションとしてのお髭には魅力を感じないのですよ。むしろない方が好みです。

 でもですね、一日、二日放置した感じの不精髭ってサイコー! 髪もボサボサだったら言うことなし!

 これはね~、髭の濃い人じゃないとダメですね。むさくるしい感じが出ないですもん。

 でね、だるそうに煙草なんて咥えていたらキュン死しますね!


 なんでしょうね、この感性。どこからくるのか自分でもよくわかりません。でもたまらんです。


 夏だったらヨレヨレのTシャツに短パンとかでいてほしいですね。甚平でもいいです。うん、甚平がいいですね。ポイントは脛毛が見えること。これを処理してしまうという最近の風潮、残念すぎます。でもそういうのってきっと若者だけなのでしょうね。と願望を込めて言ってみました。本当のところは知りません。


 う~ん。やっぱりいいなぁ。不精髭に煙草。かっこよすぎる……! これでかなりごはんがいただけますね!

 あ、はい……うそです、ごめんなさい。ごはんなんか食べられないです。見とれちゃってそれどころじゃありませんね。


 ──ん? そういうことじゃない? ま、細かいことは気にするな!


 結論。私は、白馬に乗った王子さまより不精髭に煙草の方がファンタジーだなぁとうっとりするのでありましたとさ。おしまい。



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