~時間は有限なんです~
続き。短くて細かく話数刻んですみません・・・。
なんだか疲れた顔をした護に俺はどーしたらいいんだ?
俺がくだらない夢の話したのがダメだったか?
でも、護が積極的に話を促したんだし、俺、悪くない…よな?
奈々もなんだか呆れた顔してるし。
くだらない話してさーせん。
貴重な春休みの時間を無駄にさせて、さーせん。
時は金なり!って言うもんな。
二人の貴重な時間を俺のために割かせてマジすみません…。
「アンタが反省することないわよ。」
「奈々…」
いや、でも俺がくだらない事を話し出したからだし…。
二人とも付き合い良いからって、つい甘えちゃった俺が悪い気がする。
「護、ご、ごめんな?俺が変な話して…。」
「いや、お前は悪くないから気にするな。」
そー言ってくれるのは助かるけど…。
「それで?ソコが何処とか、何でいた、とかは?」
へ?夢の話続けんの?
まぁ、護が聞きたいならいいんだけど…。
「えーと?場所…は…冥府の王とか言ってたから、冥府だと思う。」
「それで?」
「理由は…その…」
「なんだ?聞いてないのか?」
言っていいのか?コレ。
つか、俺が言うのに抵抗あるんだが…
「嫁に会いたかったから!だとか…」
「………はぁぁぁあああ」
うぅぅぅ。やっぱり!
今日、最大の溜め息が!!
護の幸せが絶賛、一家で夜逃げしそうだ!この場合、昼逃げになるのか?
ちなみに、奈々は一人で優雅に紅茶飲んでる。
俺も飲も。
ズズッ…はぁ。ウマー。
ホレ、護も飲め。
少しは幸せが戻ってくるぞ?
「あー…まぁ、いいか。それで?もう一人の奴は何か言ってなかったか?」
もう一人?あぁ。あの変なイケメンか。
「えーと?双子神とか言ってた。んで、片割れの弟は抜け駆けして任務で出掛けちゃっていないんだってさ。」
「ほぅ…?」
気の所為か?護が怖くなった。
「あ。何となく護に顔似てたぞー。イケメンってみんな顔似るのか?」
あれ?その割りに超絶イケメンとは似てなかったな。
イケメンにも系統があるのか。
女の子にも可愛い系と美人系とかあるもんな。
「そんなこと知るか。」
ま、そりゃそーだ。
「それで?後は終わりなの?」
「うん。そんな感じだった。意味わからんかった。」
「そうね。私にもさっぱりよ。馬鹿が二人いたってことでいいわね。」
「そんな感じ。」
その後は、晩飯までの間、ブツブツと何か怒ってる護を宥めて解散した。