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元ひきこもり女神の転生譚  作者: 日下みる
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閑話~偶然も必然?~

閑話です。合鍵を持っている理由と、三家の関係がチラリ。

大地君に何かあった時に両親が駆けつけられない場合を考慮して、

二人には合い鍵が渡されてるみたいです。


大地君も護君の家の鍵を貰っています。


奈々さんと護君の間では合い鍵交換はないみたいです。


以前、それを不思議に思った大地君が親に聞いた所、

「年頃の男女がそれはダメでしょ」

と答えが返ってきたので、それ以来、二人の仲を誤解している様です。


三家の親達の間で、大地君だけはちょっと心配。

と思われてる事までは気付いてないみたいです。


子供達は保育園からの付き合いですが、実は親'sはその前からのお付き合いです。


近所に同い年の子供がいて、親同士の相性が良ければ自然と仲良くなるものです。


遠くの親戚より、近くにいる信頼出来る友達に子供を預かって貰う事が多かったのも拍車をかけました。

「一人も二人も変わらないわ~」

と、唯一の専業主婦がいる姫森家は三家限定の臨時託児所になるのも時間の問題でした。

子供達も仲良かったなら尚更です。


実は護君と奈々さんのご両親、子供達の事が大地君とは違う意味で心配だったのです。


二人とも、近所の子と公園で遊ぶとか、中に入るとかせず、浮いた子供だったのです。

仕事があるので、託児所に預けていた時もあったのですが、

一人で本を読んでいるだけ。とか。

世話も掛からず、保育園入園前だというのに、

自分の事は全て自分でしちゃう子達だったのです。

お部屋遊びが好きな大人しい子、というだけなら、

本人の趣味や気質もあるので気にしないのですが、

全てに興味がなさそうに、淡々と生きて、既に親の必要性は経済的のみ。


親である自分達にすら距離を置き、どう接していいのかわからない始末。

不甲斐無いと落ち込みつつ、何とかコミュニケーションを図ろうとする事数回。

ことごとく、「自分は大丈夫だから気にしないで。」

と、バッサリ。

どう接していいのかすら最早わからなくなり、親子の溝は深まるばかり。

排他的すぎる程に早くも自立している幼児を見ていてご両親は心配していたのです。


ところが、ひょんな事から仲良くなった姫森家の大地君には薦んで話し掛ける、

世話を焼くまでしたのです!


歳不相応な子供達へ姫森家の両親の態度が否定的ならまた違う話になったのでしょう。

ところが

「あらあら。しっかりさんね~」

と、疑問に思わない。

実の親ですら戸惑っていたのにも関わらず、「しっかりしてる子」の一括り。

しかも「ご本もいいけど、子供はお外で遊びなさい~」

と親の自分達ですら頷かせられなかった事を

「うちの大地の面倒をおばさんと一緒に見てくれると、助かるな~。

 お願いしてもいいかしら?」

なんて誘導。

子供を餌に・・・。というよりも、この子達の興味のツボを抑えてるらしい。

それでも叱る時は叱る、な大地ママは二家から母代表。

と本人の知らない間に認定され、三家は家族ぐるみで仲良しです。


大地ママはマイペース。

他ママはお仕事してます。

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