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元ひきこもり女神の転生譚  作者: 日下みる
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~誰か説明しやがれ!~

拙い文章ですが、お付き合いいただければ幸いです。

よっ!俺は姫森大地。

春から私立ヴァルキリー学園に入学が決まっています!

今は入学前の春休み!!

ひゃほーい!

辛かったぜ!受験勉強!!!

何で辛い思いしてまで、こんな恥ずかしい名前の学校を選んだかと言うと、だ。

家から近かったから。

だってわざわざ毎日早起きして遠い学校なんて通ってらんなくね?

出来るだけ寝てたいじゃん?

一番近い学校の偏差値がお高いとかイジメじゃね?

いやー。幼馴染みが頭良くて助かった!!


あ。その幼馴染みも同じ学校な。

紹介しとくか。今ここにいねーけど。

まず、一人目。

姫騎(ひめき) (まもる)

大層な苗字だよな?

何でも昔は姫巫女様というのを護る武官一族だったらしい。

イケメン、頭脳明晰、運動神経抜群という、神様ちょっとコイツに与えすぎじゃね?と腹が立つほどのハイスペック振りだ。

そのハイスペック男子に毎日勉強教わってた俺が文句言うのもなんだけど。

自慢じゃないが、護がいなかったら俺、あの学校入れてない。

ちなみに、護は楽々余裕圏内だった。

アレか?俺が馬鹿なだけなのか?


そんで二人目。

姫守 奈々。

奈々も美人なんだよ。しかもやっぱり頭脳明晰、運動神経抜群…。

スタイル抜群。という言葉がないのはお察しいただきたい。

このネタを出すと奈々にボコられる。

苗字の音が俺と一緒なのは、どーやら遠い親戚らしい。

奈々の家は分家に当たるらしいんだが、正直そんなもん廃れてあってないようなものだったりする。


俺の周りは何でこんなハイスペックなんだ・・・。

いや、俺だってイケメンとは言わないけど、ブサメンとも言われてねーよ?

「大地君は可愛い系ね」とか言われるし!

・・・・・・そこはカッコイイと言われたい男心を完膚なきまでに叩きのめしてくれた訳だが。

つか、隣を美形に挟まれてるから仕方ねーんだよ!

コイツ等に挟まれたら誰だって霞むわ!!

なんでそんなハイスペックコンビと幼馴染みかというと。

近所ってのもあるが、保育園で「姫トリオ」と扱われてたからだ。

苗字に「姫」が付いてるの俺たちだけだったし、気もあったしな。

ちなみに、奈々も同じ高校。

お前等に受験生の辛さなんてわかんねーだろうさ!!コンチキショー!!

受験時代に鬱憤溜まって八当たりしたら奈々に叩かれた。

そして正座で一時間説教されました。

護はヤレヤレって顔して助けてくんねーし。

勉強の世話を2人におんぶに抱っこ状態の俺がキレたのは、確かに俺が悪かったかもしれないけどさぁ。

そこは男の友情で助けて欲しかった…。

後で愚痴ったら、甘やかさないのも友情とか言われた。

お前は俺の保護者か!!


チグハグの様な上手いことバランスが取れてる様な俺達、姫トリオ。

保育園からの縁が高校まで続くとは正直思ってなかったが、俺としては嬉しいから問題なし。


清く正しく高校生活を満喫するぜ!!!


と思っていたのに・・・世の中そうは甘くないらしい・・・。

てか、こんなこと誰が予想出来んだよ!!

出来ねーよ!!

出来る奴がいたら今すぐ俺の前に来て説明して欲しい。むしろ、しろ。


「姫様?聞いてらっしゃいますか?姫様の御要望通り説明を始めたいのですが・・・」


俺は現状の説明を求めてんじゃねーの!

こんな意味不明な状況がある事の説明を求めてんだよ!!

あれ?一緒か?やべぇ。混乱しすぎて意味わからなくなってきた。


頑張れ。主人公(棒読み)

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