苦悩 5話 血の一滴も油一滴
石油、今の世の中ありとあらゆる価値を持っています。
■第二次世界大戦 油一滴は血の一滴
日本はかつては戦争を起こしました。
この、第二次世界大戦には様々な陰謀論があり、その中の一つです。
日本は日露戦争の終結後、アジアの一等地になり、国連の理事長にまで出生します。
国連にて「人種差別撤廃法案」を出しました。
賛成が多数いたにも関わらず、当時のアメリカ大統領が却下させます。
これが、日本が国連からの脱出と大東亜共栄圏として道を選びます、
日本自身も植民地にされかねない危機感にはある程度さらされており、
大東亜共栄圏確保のため、東アジアの解放のために欧州連合と戦う決意とい準備をします。
また日本は欧州と戦う上でアメリカの介入をさせないために、日米友好に力を入れます。
そんなさなかに、アメリカが欧州と手を組み、ABCD包囲ラインを作り上げます。
石油関連にどんどん規制をかけ、最終的には全面禁止にまでいたります。
石油を全て止められ、衰弱されると日本は欧州の植民地にされる危機に陥りかねないです。
それでも日本は日米友好に力を注ぎました。
しかしアメリカは、ハルノートを突きつけました。
内容は「アジアと枢軸川から手を引け」という通告。
日本は日米との戦争を決意します。
日本は真珠湾攻撃を開始、本来は宣戦布告と同時に攻撃であるが、宣戦布告が30分遅れる。
フランクリンはそれを利用、民間人が巻き込まれたのを世紀の犠牲者のように担ぎ上げます。
こうして、欧州でドイツが連合と戦ってる時代に、アジアでは日本が連合と闘うことになります。
戦争は最終的に日本が敗戦します。
第二次世界大戦の犠牲者は5000万人を超え、日本は300万人以上が死亡します。
80万人が民間人、240万人が軍人です。
240万人の軍人のほとんどが若い人ばかりです。
徴兵の年齢を低くして、16歳でも特攻隊にまで配属される非道な時代でした。
石油とハルノートを巡って今もなお、日本の保守派には陰謀論が出てきます。
現在は尖閣に巨大な石油、北海道にもそれなりの量の石油が見つかっています。
もし、ABCD包囲ラインが出来た辺りに、石油があるのが分かっていたらどうなのでしょう?
戦争をするかしないか、人それぞれですね。
■二つの利権
石油には利権があります、それは一つだけかと思われていますが実は二種類あります。
一つは石油が埋蔵してること、もう一つは石油を何で買うかです。
二つ目は後で話しましょう。
■石油の販売
石油を大量に持ってる国は大金持ちになれる可能性が有ります。
それは需要があってどこも高く売ってくれるからです。
主な生産地は中東をメインに広がっています、カナダやベネズエラなどのアメリカ大陸にもあります。
しかし、石油を持ってる国が全て金持ちになってるわけではありません。
ではどうすればいいかというと方法は一つ。
『国有化して外国に高く売る』
これが方法です、国有化なんてすればいいかって思ってる人が居ますがそれが微妙なのです。
現実的にはサウジアラビアやクウェート、アラブやバーレンなどかなり少数です。
そもそも、ほとんどの国が植民地ゆえに石油の利権を分捕られてる現状です。
ベネズエラも散々やられて最終的には独立、最近なくなった〇ゴ・チャベスである彼はバリバリの反米です。
そりゃ、自国の石油をずっとアメリカの食い物にされたのですから。
国有化とはとりあえずすれば言い訳ではありません、外資企業にやられてたら手遅れに近いです。
こうなると国が法律で禁止するものですが、大抵は国が圧力を掛けてきます。
イランもイギリスの食い物にされていることに怒り、国有化しました。
イギリスが圧力を掛けてきますが、イランが折れることはありません。
アメリカがCIAを活用し、旧王室を復帰させ、傀儡政権を作りました。
しかし、20年で崩壊、ホメイニーが最高指導者になりました。
大抵はこうなると「あの国の石油は買うな、他の国から買えって」って圧力かけてきます。
アメリカが国連などの国際機関を手中に収めているのが分かりますね。
中国やアメリカとかあくどいです、中国はGDAなどを使いアフリカの資源を買収するやり口ですね。
アメリカはスタンダー〇〇イルという会社が、第二次世界大戦中に枢軸や連合関係無しにそこら中にうりこみます、無論ドイツや日本にも売り込みまくりです。
アメリカは本土に対してダメージを受けてないだけではなく、戦車などの兵器もソ連に売りまくりです。
石油を持ちつつ国有化で稼ぐ、これが難しいものなのですよね、本当に。
中国は尖閣やアジア全体の資源を全て狙ってます。
尖閣あわせれば、石油は全体で3000億バレル、世界の石油全体の1/4を占める量です。
日本の弱腰以前に、マスコミ全体が完膚なきまでに中国に媚びてます。
マスコミが中国を叩く人間を全部、マスコミに洗脳されたアホどもを利用して潰させます。
そして、中国のためなら何でも動くクソドモを使って、日本を破壊したいようにしか見えないときがあるものですよ。
石油は「独占して安く買う、買わないこと、売らせない」、この3つです。
■石油の通貨
石油の利権ですが、むしろ量や石油大国よりもこちらの方が重要です。
あまりしられていませんが、石油をアメリカドルで取引すること。
これがアメリカの冨と利益を独占させている状態を生み出します。
第二次世界大戦後、世界の中心だったイギリスは世界一から没落します。
それにより、世界一になった国はアメリカ合衆国です。
当時の人口は一億三千万だったのに今では三億を超えています。
この当時はまだ、アメリカドルが世界で一番使われている通貨ではありましたが、
石油を取引する紙幣ではありませんでした。
石油の代わりに金をアメリカドルで取引していました。
その後、ベトナム戦争で巨大な赤字を抱えたアメリカは、金との体制をやめます。
これがニクソンショックと呼ばれているものです。
アメリカは9.11並に金融力を失いますが、金ではなく別のもので世界通貨として設定します。
それが石油です、ニクソンショック後にアメリカは金との通貨交換を開始します。
石油は必需品ゆえに大量に売れます。
世界中にアメリカドルが流れると、外貨のバランス上ゆえにアメリカは潤います。
例えどれだけ、国家が赤字を出そうと誰も気にしません。
だからこそ、アメリカは恐れるのです。
石油をアメリカドル以外で取引する国を……
そして、歴史上は二つの国が取引を行おうとしました。
■リビアとイラク
その二つの国こそリビアとイラクです。
イラクはユーロ、リビアはアフリカディナールなどで石油を取引しようとしました。
後は皆さんご存知の通り、戦争に突入し、リーダーであるフセインとカダフィが死亡しました。
イラクには湾岸戦争やテロなどありましたが、最終的には「大量破壊兵器」により戦争に踏み込みました。
リビアも反政府でもとNATOの介入により、リビア軍は敗北しカダフィも死亡しました。
二つともアメリカが介入しています。
ただ二つは違いがあります、イラクはアメリカメインに対し、リビアは湾岸戦争同様に多国籍による攻撃です。
欧州は人権や平和だけではなく、ユーロ理由でもイラク戦争に反対していたひとがいたのでしょう。
ユーロは欧州全体で採用されている欧州通貨ですからね。
リビアはユーロではなくアフリカディナールという、アフリカ独自の通貨です。
衛星や銀行の件でも、欧州からは元々嫌われていたのです。
この、アフリカディナールで石油を取引しようとした矢先にリビア内戦に突入、カダフィは死亡しました。
リビアとイラクは国の指導者が変わった後に傀儡政権にされました。
それは石油を無理に売らせた金でインフラ契約をさせるという完膚なきまでの鵜飼状態に。
石油とは冗談抜きで「血の一滴、石油一滴」になりつつあります。
贅沢は敵だともいわれますが、石油で贅沢してる国と貧乏してる国がある以上は微妙です。