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思惑  作者: 山本正純
第三章 愛情
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 翌日の早朝木原と神津と月影と八雲の四人は島根県に戻ってきた。四人はタクシーに乗り島根県警に向かう。その車内で月影は事件を整理する。

「東京で起きた連続殺人事件の被害者三人と島根県で起きた三件の事件。日御碕で高見明日奈が自殺した第一の事件。その高見明日奈の娘高見七海が誘拐された第二の事件。そして高見明日奈の兄平山小五郎が何者かに殺された第三の事件。この一連の事件の犯人が同一犯か複数犯なのかは不明。この一連の事件の被害者は高見明日奈の関係者という共通点があります。さらに東京で殺された三人とこの島根県で発生した事件の容疑者との間にも関係がある。ということでしたね」

「はい。容疑者は甲斐遼太郎。坂井好美。鄭勘介。新庄治。この四人の中に犯人がいると考えています。最も平山小五郎を殺した犯人は鄭勘介以外の三人の中にいるはずです。鄭勘介には東京で講義をしていたという鉄壁のアリバイがありますから」

 木原から話を聞き月影は納得した。

「なるほど。複雑な事件です。では島根県警はどこまで捜査しているのでしょう」

 月影は八雲の方を見る。

「今はその三人の容疑者を所轄署に呼び任意の事情聴取をしている所だ。まだ有力な情報はないのが現状だな」

 あの四人の中に犯人がいる。そのように推理しながら四人は島根県警に向かった。


 

第三章が始まりました。第三章で事件は解決します。

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