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思惑  作者: 山本正純
第二章 交錯
41/60

行動

その頃木原と神津は車内にいた。

「それでどうする。日御碕神社に行くか」

「そこは島根県警に任せましょう。私たちは甲斐遼太郎と鄭勘介に話を聞きませんか」


神津は車を発進させた。木原はその間に甲斐遼太郎が勤務する指定市町村事務受託法人にアポイントを取った。

「警視庁の木原と申します。甲斐遼太郎さんに会わせていただけますか」

『甲斐さんはまだ帰社していません』

「別の機会で構いません」

木原は神津に報告する。

「甲斐遼太郎さんはまだ帰っていません。別の家で訪問調査をしているそうです。どの家で訪問調査しているのかはプライバシーの関係で教えてもらえません」

 木原は鄭勘介の勤務する古事記記念病院に電話した。

「そうですか。ありがとうございます」


木原は電話を切り神津に報告する。

「鄭勘介は今東京で講演会をしています。今日の夕方に戻ってくるそうです」

「待つのも嫌だから鄭勘介は合田警部に任せよう。残った容疑者は坂井好美」

 木原はありえない容疑者の名前も挙げる。

「それと新庄治」

「バカか。新庄はただの警察官で医療関係者ではない」

「そこです。もしも誘拐犯が後二人いたとしましょう。その内のどちらかが医療関係者だったとしたら・・」

「医療関係者ではないから誘拐犯ではないという推理が覆される」

「あくまで可能性の話です」


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