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思惑  作者: 山本正純
第二章 交錯
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空港

十月一日出雲縁結び空港。木原と神津は島根県にいる。この日の空は晴れていた。


神津はレンタカーを借りる手続きをしていた。車がないと不便だろうという考えだ。木原はその間に島根県県警に、高見明日奈が自殺した事件の捜査資料を見せるように電話で依頼する。この申し出に島根県警の八雲は反対した。

『だからあの事件は既に解決しましたよ。警視庁の刑事が再捜査する必要がありません』

「その高見明日奈さんの関係者が三日連続で殺されたのです。連続殺人事件と高見明日奈さんの自殺には因果関係があるのではないでしょうか」

それならと八雲は特別に捜査資料の閲覧を許可した。

『午後三時に来てください』


 現在の時刻は午前十時。約束の時間まで五時間はある。どうするのか悩んでいた時神津はあることを言い出した。

「それなら日御岬に行かないか。調書を読む前に一度現場を見るために」

 時間を有効に活用するためには神津の意見が正しいだろう。この空港から日御岬まで片道一時間十分の距離がある。往復で計算すると二時間二十分。そこから島根県警までが三十九分。これだけで約三時間を消費する。残った二時間があれば聞き込み等の捜査も可能だろう。


時間は実際に計算しました。

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