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思惑  作者: 山本正純
第一章 調査
19/60

取引

第五部 新人 の続きです。


ここまで長かった。

 それから浅野は木原と過密を公安調査庁長官室に呼び出した。

「それで警視庁と取引をしようと思うのよ。我々の掴んだ情報を全て教えるからあなたたちに特命捜査を依頼する」

 悩む木原と神津に対してアリスは補足をする。

「この情報があれば警視庁の捜査方針に革命を起こすことができますよ」

「確かに今我々警視庁は高見明日奈さんを第一容疑者として捜査しています」

 木原の言葉を神津は続けるように話す。

「その第一容疑者が一週間前に自殺していたとしたら迷宮入りするな。公安調査庁の掴んだ情報の取引をしない限り」

 神津の言葉にアリスは質問する。

「納得しましたか」

「まだだな。合田警部に相談する」


 木原と神津は警視庁に戻り合田警部たちにこのことを伝えた。それから三人は刑事部長室に行き相談をすることにした。刑事部長室には千間と喜田がいる。話を切りだしたのは木原だった。

「公安調査庁は青い水筒殺人事件の重要な情報を握っています。その情報があれば捜査が進展するはずです」

 千間は質問をした。

「取引条件は。あの連中がただでその情報を与えるとは思えない」

「はい。特命捜査を依頼してきました。私と神津に島根県で高見明日奈が自殺した事件の捜査をさせたいそうです」

 

 交換条件の掲示に千間は即断即決の決断をする。

「その取引を飲む。前に公安調査庁に貸しがあったからな」


 

  


公安調査庁の貸し 16年後の告白者を参照

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