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思惑  作者: 山本正純
第一章 調査
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相談

 アリスは浅野に言われたことを考えながら仕事をする。そこに高崎から電話が入った。

『高崎です。警察には話しましたか』


 アリスは場所を移動しながら答える。

「いいえ。浅野長官が手ごわい相手です。それで高崎さんは元警察官ですよね。もしも集団自殺の現場で一人だけ生き残っている人がいるとしたらどうしますか。助けるのか。それとも見殺しにするのか。ぜひ専門家の意見が聞きたいです」

『助けます。どうしても見殺しにはできないから』

「それをしたら先に死んだ者たちの死が無駄になるのではないでしょうか」

『無駄にはならない。そもそも集団自殺という行為自体が無駄なのだから。全ては人の責任と運命が決めることです』


 アリスはやっと答えが決まった。彼女は高崎に感謝する。

「ありがとうございます。それで何か用があったから電話したのではないのですか」

『そうでした。実は・・』

「なるほど。ありがとうございます」

 電話を切りアリスは思った。

「後は警察の仕事。これからは私が出来ることをするだけ」


 次回 遠藤アリス編解決。犯人も動機も判明しませんが。

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