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思惑  作者: 山本正純
第一章 調査
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二択 前編

「はい。遠藤アリスです。浅野長官。今高崎探偵に人探しの依頼をした所です」

『今すぐテレビでニュースを見てほしいの。人探しをする人数が二人から一人になったから』


 アリスは首を傾げた。アリスは指示に従い高崎にテレビを付けるよう伝えた。

『今朝お台場の住宅街で身元不明の男性の遺体が発見されました。発見したのはパトロール中の警察官で死後三時間程度経過しているそうです。被害者は四十代後半の男性で警察では身元の特定を急ぎつつ自殺と他殺療法を視野にいれて捜査しています』

 ニュース映像で公開された身元不明の男の写真は浅野に送られてきた男の写真と同じ顔だった。アリスは呟く

「これで探す人物は一人になった」


 高崎はアリスに相談する。

「それでどうします。警察に話すか。島根で自殺した高見明日奈に関係しているとされる男が殺されました。もしも島根の自殺事件が他殺でこれが殺人事件だとしたら連続殺人事件に発展する可能性もある。これから探す女とアリスさんの隣人の女が被害者になるだろう」


 アリスは高崎の指示を否定する。

「ですがまだ島根の自殺事件との関連性は分かりません。ただの偶然かもしれませんよ。もう少し様子を見ませんか。今私たちが知っているのは、今朝発見された身元不明の男の遺体と島根で自殺した高見明日奈さんには何かしらの関係があること。そしてその男以外にも同志の女性が二人いることだけです」

「それだけの情報があれば警察の捜査に役立つでしょう」


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