表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙の絆  作者: 秋華(秋山 華道)
5/22

補給くん2号

次の日、NPCのAIを眺めていたら、NPCメカニックキャラの松島が、弾幕用砲塔群の完成を報告にきた。

しっかり説明を書いていたせいか、それともさほど強力では無いからか、思ったより研究費は安くあがった。

ふふふ、これで俺の旗艦が完成するかもしれない。

まずは弾幕用砲塔群パーツの説明を読む。

運用には艦長のレベルが結構必要だ。

まあでも、サイファには問題なし。

制作には、高いメカニックのレベルが必要で、失敗の可能性も有り。

値段は通常の弾幕用砲塔群パーツよりも若干高い程度だ。

後は設定方法など見たが、特に問題はなし。

ふむ。

俺は早速作成。

作成中は、やる事がないので別の事をしていたが、リアル時間で15分でできあがった。

さてとりあえず付けてみた。

おお~

って、見た目は今までとあまりかわらない。

特に重量負担もない。

後は実際にうまく動くかどうかだ。

俺はドックから出し、宇宙空間へと出した。

この領域では攻撃はできないが、テストはできる。

おれは正常に発射されるか試した。

うむ。

前、後ろ、右、左、上、下、自由自在だ。

俺は上機嫌でドックへと戻した。

さて、後は武器だが・・・

コレが問題だ。

俺は今まで攻撃をほとんどしたことがない。

だから攻撃武装の経験値が少ないのだ。

武器をつけたとたんに、この補給戦艦の能力は激減するはずだ。

とりあえず、ミサイルを武装してみた。

やはり、かなり下がってしまう。

取り外した。

同じ事を何度もやってると、徐々に機体を傷つけて、能力が下がる事がある。

同じ事はあまりできない。

どうするか。

結局補給くん号よりちょっぴり強いので我慢するのか。

いや、それでもかなり強いけど、せっかくこれほどの物が、ココまで順調にできたのだ。

俺は考えた。

と、ふと思いついた。

友達。

リアル友達が何人もこのゲームをしている。

まあ、真面目にやってる奴は2人しかいないが、ひとりは完璧な攻撃タイプ。

最近見かけないが、俺はそいつに電話をした。

 達也「もしもし、達也だけど。」

 正春「あーどした?」

 達也「絆やってるか?」

 正春「いや、ちょっと仕事忙しかったから、やってね。」

 達也「あれ?今日は仕事は?」

俺は今日が平日だと気がつき、疑問に思った。

 正春「ああ、やめた。俺も達也みたいにニートやるは。」

 達也「おいおい。それで絆するのか?」

 正春「これからはやりまくりだぜ!」

うむ。

なんとなく正春のやる気が伝わってきた。

達也「じゃあさ、ちょっと頼めねぇか?そっちに艦船1隻譲るから、それに武装して返してくれね?」

そうだ。

俺は武装部分だけ、得意な奴に頼む作戦にでたのだ。

って、普通にみんなやってる事だけどね。

 正春「ああ、いいよ。俺宛てに1ドルで売りにだしといて。」

 達也「おけ!」

電話を切ってから売りに出すと、すぐに正春が買いとった。

更にしばらくして、俺の期待の艦船は戻ってきた。

その時に、お礼に補給艦1隻と、制作可能になった弾幕用砲塔群をプレゼントした。

正確には、1ドルで売りに出して、買いとらせたわけだが。

するとすぐに、正春から電話がかかってきた。

 正春「ありがとう。これすげえな。俺もコレを元に旗艦作るぜ。」

 達也「もしかしたら俺のよりもつええのできるかもな。」

 正春「おう。じゃあまたゲーム内で。」

 達也「うい。あ、そうそう、俺、そろそろ軍を立ち上げるかもしれんから、そん時はきてくれ。賞金は30%で。」

 正春「ほう。とうとうやるか。まあそんときは。」

そう言って俺達は再び電話を切った。

さて、俺は期待の艦船を調べてみた。

驚きだ。

強すぎる。

攻撃はまあ、補給艦だけど一応ついていると言った感じだが、スピードがスゴイ。

結局ほとんど落ちる事なく、通常の高速戦艦よりも速い。

装甲は最低だが、弾幕は360度サポート。

そして補給艦としても最高レベル。

ほぼ理想どおりの補給戦艦が完成した。

 正春「よし!」

俺は早速旗艦の変更を行った。

名前はどうすべ・・・

俺は良い名前が思いつかず、結局「補給くん2号」にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ