表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

仲直り

渚「あ、あの満里奈!今日は本当ごめん!」

満里奈「私も本当にごめん!今日のことは気にしないで!」

許してくれたようで良かった。

あんな顔見せられたら正直言って本当に嫌われたと思ってしまったから。

渚「あ・・・その・・・」

満里奈「また明日会えるの楽しみにしてるから!」

嬉しいな。声な感じから言っても嘘ではないだろう。

そう信じたい。俺も明日が楽しみだな。

満里奈「じゃあまたね!」


渚「はあ・・・」

今日はすごく疲れた。そのままベッドに倒れ込む。

人間関係で悩んだことは沢山ある。しかし、今までで一番心臓が締め付けられた気がしたんだよね。

そして俺は、安心感とご飯を食べた満腹感から再び眠くなる。

一瞬まぶたを閉じただけで、眠りに入ってしまった。



※満里奈の家にて。

玲奈「満里奈」

満里奈「ん?」

渚との電話を終えてソファでくつろいでいると何やら玲奈が神妙な顔で話しかけてくる。

玲奈「今の誰?」

満里奈「友達」

玲奈「だから誰?」

面倒くさいなあ・・・本当にいつも私のことばかり気にしてくる。

私のことを思ってくれてるのかもしれないけどウザく感じることも多い。

満里奈「誰でも良いでしょ?変な人じゃないから」

玲奈「・・・」



玲奈「私はね」

満里奈「心配してるだけ?」

いつも同じセリフばかりだから流石に覚えている。

玲奈「・・・そう。昔から周りに変な男多かったから」

満里奈「でも玲奈は普通の人も追い払ったでしょ?玲奈のせいで私は・・・」

そうだ。彼女がいつもそばに居たせいで私は恋愛経験がないと言っても過言ではない。

玲奈「彼氏はいらないでしょ?どうせ別れるし。結婚相手だけいつか探せば・・・」

満里奈「もういい・・・」

私のことを何も分かってない。結局自己満足なんだろう。

玲奈「・・・」




次の日は2限に英語の授業。

隣のぺアとワークをしながら進める。

隣の子は紗枝さえ。明るい子でコミュ力高めの子。

紗枝「なんか最近新しい友達できた?」

渚「うん。5人のグループに入れてもらったんだ」

彼女は俺のことをよく気にしてくれてる。

彼女がいたから寂しさも軽減できていたと思うよ。

紗枝「グループ?何それ?笑」

渚「んー、説明難しいなあ」

俺だって入ったばっかりだしなあ・・・


紗枝「まあとにかく友達増えて良かったね」

渚「うん」

仲のいい友達ができたと言うだけで、大学を探す上では本当に楽。満里奈との一件のようにならなければ、これからは安心して学校生活を送れると思う。

紗枝「前友達と話し合わなくなったって悩んでたもんね」

渚「ああ、あの時はありがと」

彼女は俺の表情で、俺が悩んでいたのをすぐに見破ったっけな。

紗枝「青春してるなあ」

渚「でも皆んな陽キャなんだよね」

紗枝「渚もそのうち染まるよ」


授業が終わり、荷物をまとめていると、咲が話しかけてくる。

咲「お昼行く?」

渚「あ、うん」

こうやってお昼に誘われるだけでも嬉しいな。

紗枝「え、咲と知り合いなんだ」

どうやら咲と紗枝は友達のようだ。

まあ、女の子って一度話した相手とはすぐに友達になっちゃうイメージはある。

咲「最近友達になったんだよね」

紗枝「あ、グループってそういうことね」

どうやらあの5人が仲良くしていたことは知っていたみたい。

咲「うん。渚入れて6人になったから」

紗枝「ちょうど良いじゃん。男子もう1人欲しがってたし」


咲「じゃあ行こ」

友達って言ってくれたの嬉しいな。しかも女の子に。

彼氏持ちだと言っても、女の子に言われると嬉しさが増す気がするからね。

咲「ニヤニヤしてどうしたの?」

渚「ううん。何でも」

顔に出てたか。きっとアホ面を見せてしまっただろうな。

咲「満里奈と仲直りした?」

渚「あ・・・多分」

この後会うことになるだろうが、正直普通に話せるかは不安ではあるよ。

咲「そう・・・」




2限が終わり、みんなでお昼を食べる。

私立の学校のため施設設備は結構整っていて、

マクドナルドやミスタードーナッツなどのお店もある。

そして、この大学はA~Dまで棟があり、外にある棟と棟をつなぐ通路で、今はみんなで買ったハンバーガーを食べている。

それにしても今日は天気が良くて、風が心地いい。


莉愛「今日はボクシング?」

渚「うん」

莉愛「怪我しないでね?」

嬉しい。今日は凄く頑張れる気がする。

本当に女の子と話すのって幸せだなあ。

莉愛「やっぱり筋肉結構あるね。私フェチなんだよね」

莉愛に腕を触られて、一瞬ドキッとした。

前も触られたはずなのに慣れないよ。

和樹「かわいい顔して筋肉すごいよな」

大「和樹は痩せすぎ」

こんな何気ない会話が俺にとっては幸せだ。


満里奈「渚はバイトしてる?」

渚「え?」

今日初めて満里奈と話して、鼓動が速くなる。

彼女も少し恐る恐る聞いてる感じは伝わる。

莉愛「確かに気になるかも」

渚「個人経営の焼肉の定食屋さんで働いてるよ」

一応一人暮らしだしバイトはしている。

そこそこ楽しくやれていると思う。

満里奈「今度行こうかな」

渚「待ってる」

満里奈「ありがと!」

ニコッと笑った満里奈を見て、俺も自然と笑顔になる。

これで仲直りできたの・・・かな?


大「早く夏休みにならねえかなあー」

和樹「まだ5月だけどね」

大学は長期休みは本当に長いらしい。

もしかしたら、皆んなと海とか行けたりして。

莉愛「私暑いの嫌い」

大「海も行きたいなあ。ナンパされねえかな」

彼はイケメンだし海にいたらモテモテな気がする。

咲「彼女は?」

大「もう別れそう」

莉愛「付き合ったばっかでしょ!?」

彼女か・・・いいなあ。俺にも優しい彼女が欲しい。

でも自分からなんて無理だよ・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ