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第四話 営業マン時代の黒歴史が後の人生の糧となる

 営業マン時代のヤクザの車にセールスカーをぶつけた黒歴史ですが、当時、二十三歳ぐらいにこういう体験が出来て良かったと思います。

 ヤクザの車にセールスカーをぶつけたら、もう大概の失敗はかすり傷のようなものに変わります。

 そのお陰もあったのか罪悪感からか、セールスの売上自体は五~十パーセントぐらいは在籍六年間伸ばしましたが、最後の一年はお得意さんの特約問屋が廃業、スーパーがディスカウント店に業態変化して取り引き停止になり、売上半減になり、売上やれないのがつらくなって、一年でお菓子の営業マンは辞めることになります。

 これも、今、思えば日本経済のバブルがはじけた結果であり、後に婚活でデートした女性も勤務してた百貨店が潰れて、三十歳の頃にナースに転職していました。

 僕がこの会社を辞めたのも二十九歳でした。


 睡眠時無呼吸症で車の運転には向かない人間だったのですが、人と話したり、営業自体は好きでしたし、売上をやれるなら、まだ、あの会社に在籍したかもしれません。

 まあ、だけど、今の施設管理的な地味な仕事の方が向いてるのでしょう。

 三十歳から五十六歳まで勤続二十六年だし、できれば定年の六十五歳まで勤めたいというか健康や状況が許せば勤めることになりそうです。

 小説とか株式投資とか仮想通貨、youtube、tiktokとかが大ヒットして、そこで収入とか資産が極端に増えでもしない限りそうなりそうですね。


 ということで、このエッセイの結論としては、よく考えたら、僕の人生そのものが黒歴史だらけで、実は両親にも話していないもっと凄い墓場まで持っていく大失敗の黒歴史が多数あるのです。

 お菓子の営業マンは辞める決断にしても、主力の特約問屋とチェーンスーパーを失った売上げ半減の営業マンとしては、経営判断、人件費を考えると自分で自分をリストラするしかなかったのでした。

 今、考えたら非常に適切な決断でした。

 ちょうど、僕が辞める一年前に新人が入って来て、僕は一年間で綺麗に前年売上げを半減させて、新人に担当店を渡せたので、バブル崩壊後で大変でしょうが、新人の売上げ負担はかなり減ったと思います。

 

 だから、人に言うのが恥ずかしいとんでもない黒歴史を持っている人に対しても、それは単なる思い込みで、実は不可抗力であったり、時代の大きな流れだったかもしれないのです。

 意外と失敗だと思って事が、適切な処置だったりするのです。

 そして、その後、半年後に僕は二十六年勤務する事になる、今の会社に再就職するのですが、人生は案外、何度でもやり直せる物です。

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