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はじまりはじまりのお話
どうぞ
私たちのパーティーは現在とてもピンチな状況に陥っていた。
先ほどまで魔物の群れと戦闘を行っており、初めての大多数の魔物を相手になんとか倒しきり、仲間の一人がレベルが10に上がったと大喜びしていたところだった。
すると間をあけず、目の前へ十数匹のハウンドドッグの群れが現れたのだ。
「くそっ、まだこんな数が・・・!」
でもさっきはこの2倍の数がいたんだから、これくらい少し頑張ればいけるかも・・・!
パーティーリーダーとして咄嗟に指示を出しながら回復魔法をかける。
「ダンさん、左舷側をお願いします。」
青春っていうのは何歳になっても青春