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星の町  作者: えもと
18/18

手紙

北斗君、英理さんへ


お元気ですか?

ご無沙汰しています。


あれから半年以上も過ぎてしまっているんですね。

相変わらず、拾い物ならぬ、拾い人でもしているんでしょうか?


私はというと、実はイタリアにいます。

パティシエになるべく、留学中です。


驚いたかもしれませんね。

私も正直、自分の事ながら驚いています。

半ば思いつきで留学を決めてしまいましたから。


でも、美星町に行ったのも思い付きでした。

それで、ステキな体験が出来たんだから、私のこの行動もなかなか侮れないのかもしれません。


現に今、楽しい日々を過ごしています。

最初は、言葉も通じず、上手くいかない事も多くて大変でしたけどね。



今度、一時帰国することになりました。

その時には、またお邪魔したいと思っています。

北斗君との約束を果たさないと。

それに、夏の美星町に行ってみたいですしね。



あの時、二人に会わなければ、私は今頃何をしていたんだろうかと、時々考えます。

今、こうして過ごしているのは、二人のおかげだと思っています。


本当に、ありがとう。


お礼に、イタリア仕込みのお菓子をごちそうします。

焼き菓子は、なかなか上手に作れるようになったんですよ。

楽しみにしていてもらえれば、嬉しいです。



それでは。


追伸


同封した写真は、イタリアの空です。

ここもとても綺麗だけど、やっぱり美星の空が懐かしく思います。

空は一つに繋がっているはずなのに、同じではないんですね。不思議です。


美星町から星空を見るのを、楽しみにしています。

これでお終いです。お付き合いいただきまして、ありがとうございました!

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