27「仲良し夫婦はいずこへ……」
前回のあらすじ
謎解きの先には、更に謎解きがあった。研介たちは愛美達に鍵の捜索を依頼。愛美達は何やかんや酷いネタをやりつつそれを見つけ、研介達に渡した。
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「」→日本語『』→フィリピン語
扉へ戻った。
「まあ、家族ってこうゆう構図でいいだろ」
研介は、左の鍵穴に男の鍵を、右に女の鍵を、真ん中に子供の鍵を差し込んだ。
鍵はどれも回った。
研介は扉を開けた。
少し進むと、厚い扉があった。
「研介さん、制御室じゃないですか?」
「だな、入ってみよう」
研介は厚い扉を開け、中に入った。
「研介さん、これがエレベータを操作する機械じゃないですか?」
舞は1つの機械を見て言った。
機械は壊れている様子などは無く、赤いランプが光っているだけだった。
「かもしれないな、やっと階段から解放される」
研介は機械を操作した。
赤いランプは緑色に変わった。
「これでいいな、皆に連絡しておこう」
全員あての無線をし、研介と舞は通路へ出て、先へと進んだ。
しばらくすると、また防火扉があった。
防火扉には、いつのも配置の鍵穴と、文が書かれていた。
しかし、子供の教育で2人は喧嘩を始めた。
生後15か月あたりからだった。
「仲良し夫婦から一転、か」
「似ている……」
舞は小声で言った。
「え?」
「いえ、何でもありません。それよりも15階です。龍一さんに連絡しましょう」
「あ、ああ、そうだな」
研介は龍一に無線を掛けた。
「こちら研介」
「こちら龍一です」
「15階に、男、女、子供の絵が描いてある鍵があるので、探してくれないか?」
「分かりました?何かヒントとかありますか?」
「夫婦喧嘩ぐらいだな」
「それだけですか?」
「ああ」
「分かりました?探してみましょう」
「よろしく頼む」
龍一は無線を切った。
「鍵?ここから?」
「だよな、ま、やるしかねぇか」
龍一とジェイムズは通路を進んで行った。
通路は血だらけで、既にゾンビは片付けられていた。
「夫婦喧嘩ねえ、ここなら何かありそうだな」
研介はそう言いながら扉を開いた。
中は普通のオフィスだった。
「あれ?」
ジェイムズは近くにあった新聞を手に取った。
「ここの新聞か。確か、このテレビ局、新聞もやってるらしいな」
「ここ」
ジェイムズは、とある有名人の夫婦喧嘩の記事を指さした。
「あったな。とりあえず、この記事を書いた編集者の席を探すか」
龍一とジェイムズはそれを探した。
「あった、これ」
「やったぜ。」
その席の引き出しの中を開けると、男と女、子供の絵が描かれた鍵があった。
「これか。見つかるもんだな」
その時だった。
『おい!お前等!』
龍一とジェイムズはその方向を向く。
『お前等!俺の席で何してた!言え!』
男はフィリピン語でそう言った。
しかし、龍一とジェイムズは分からなかった。
『何か言え!そこには大切な資料が入ってるんだ!どけ!』
男は2人を突き飛ばし、引き出しから資料を出し、鞄に詰めた。
そして通路へ出て、下へと降りて行った。
「龍一お兄ちゃん」
龍一は席を見た。
「!?」
そこにはったはずの鍵が無くなっていた。
「追いかけよう」
「いや、エレベータに乗ったはずだ、大斗さんたちに任せよう」
龍一は無線を掛けた。
「こちら龍一です」
「こちら大斗だ」
「1階でエレベータから男性が降りてくるはずです。その男が男、女、子供の鍵を持っています。捕まえてください」
「分かった、すぐ行く」
大斗は無線を切った。
「とは言ってもね」
大斗と信太は1階のエレベータの前にいた。
エレベータが着いた。
扉が開き、中から男が出てきた。
大斗と信太は男の進路を塞いだ。
『何だお前等!』
「フィリピン語だ、任せてくれ」
信太はそう言った。
『すまないが、若い男と子供に会ったか?』
『ああ、会った。それよりどいてくれないか?』
『いや、そうゆう訳にはいかないんだ。その時、余計なものを持って行ったはずだが?』
『そんな物は知らん!』
『3つの鍵なんだが?』
『知らない!さっさとどいてくれ!』
『いや、ちょっと……』
『どかないつもりだな!そっちがそのつもりなら、こっちだってやってやる!』
男は、信太を殴った。
「信太!」
「大斗はいい」
「え?」
「1人の方が、面白い」
信太はそう言うと、持っていたハンドガンの弾倉を捨て、持ち方を変えた。
『そんな持ち方じゃ、あぶねえぞ!』
『たまたま弾が空になっただけだ』
35kiです。
暑くなってまいりましたが、皆さまどうお過ごしでしょうか。クーラーは欠かせません。
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