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サザンの嵐・シリーズ  作者: トト
「SILVER・WOLF篇」~詩二篇~
70/236

~黄金の光・青銀の星~

   挿絵(By みてみん)



   冷たく他人(ひと)を突き放す、その言葉が

   君の精一杯の“優しさ”なのだと分かってはいるけれど

   それでも共に歩みたいと願うのは

   君にとって残酷な事でしかないのだろうか?



   護りたいと、ただ大切な人を護りたいと

   自らの“運命”と戦い続けた君は、どれほどの絶望を味わって

   人と係わる事を諦めてしまったのだろう?



   それでも捨てきれず

   求め続ける唯一の“光”に巡り逢ったその時が

   “夢の終焉”である事を知りながら



   “変わらぬ”のではなく“変われない”哀しみを

   君は“過去”に囚われ

   “未来”を捨て去ったまま“永遠の(とき)”を生きるのか?



   君の求める“光”は

   君に道を指し示した数多の“時の道標(どうひょう)たち”

   その彼等の願いに背を向けてまで




   けれど、そうではなかった

   君の瞳に映るのは“過去”ではなく、果てしない“未来”

   君の旅は“運命”を変える為の戦いの道程(みち)



   “宿命”から解放される術を知ったとしても

   それを選べない優しさ故に

   せめて“運命”だけは変えようと

   挑み続ける孤高の“青銀(ぎん)の星”



   軌道を外れ、深淵の宇宙(そら)を彷徨うその宿星(ほし)

   希望へと導く細やかな“光”になれたなら……

   私たちの道が交わる“未来”を夢見る事が出来るだろうか?



  ★     ★     ★     ★     ★



 この「黄金(きん)の光・青銀(ぎん)の星」という詩(詩と言うよりは、ノアールのモノローグですが)のタイトルは、後に小説のサブタイトルとしても登場します。

 かなり先の話ですが……。

 その時に、この詩を思い出して頂けたら幸いでございます。

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